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ヌケガラ――ドリームランドはさし招く―― 作者:柿ノ木コジロー
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開園します

 そこにはかつて、遊園地があったのだという。

 誰も知らない、遠いむかし。

 今となってはまるで、そんな面影はみられない。
 緩やかな起伏の連なる山のふところ、少し行けば海も見られる、どこかこじんまりした平地は、一大住宅地に開発されている。

 囲われた幻想の世界で繰り広げられた、いにしえなる遊興の日々――若者たちの嬌声も、ポップコーンの熱気も、人びとのさざめきも――それらはすでに、深い土の下に埋もれている。

 今では、平らに均された四角い区画のそこかしこ、白く小奇麗な家が立ち並び、朝になれば幼子たちのはしゃぎ声が、夕になれば温かなオレンジ色の光が、その一画を柔らかく満たすだけだ。

 しかし『それ』は、ふとしたきっかけで束の間、蘇る。
 まるで脳裏に一瞬浮かぶ、輪郭の消えた残像のように。

 そう、こんな宵にも。
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