小粒な詰め合わせ@Vol.1
■涙の宇宙■
紺碧の宇宙に
涙の星を浮かべて
あなたに伝えたい
あなたが空を見上げるたびに
わたしの想いは星になる
ただただあなたを追いかけて
地上の彼方へ堕ちていく
■Secret■
ついつい隠そうとしてしまう生き物だから
人は想いを見破られようものなら
拒絶したり傷つけたりして
怯えるその手を振り回す
隠し通せるものだと信じて
今にもその手から滑り落ちそうなものを
もがきながら守って
たまに誰かのことを思い敢えて嘘を吐く
たとえ誰かに思いが届かなくても
その密やかに煌めくひめごとを
いつまでも自分の許へと
そっとしまう
■初恋の順番■
幼なじみという立場で付き合ってきたはずなのに
一番最初に存在を認めた瞬間を
初恋の男よりもはっきりと覚えているのは何故だろう
少しずつ距離を空けて
気付いたときにふっと寂しくなるのは何故だろう
何か間違っていたのかな
母に手を引かれたあの夕暮れの瞬間に
たまに戻りたくなるのはなんで?
本当は恋をしていたんだろうかなんて
今更のように考えてしまう
色恋の一つ感じることもなかった
君はきっと一生のダチ。
(C)Aoi Tact
短めの詩が続いていたので、加筆を考えず(または諦めたともいう)一ページ内に詰め込むことにしました。
それぞれの作品についてざっくりコメントを。
■涙の宇宙
たぶん思い付きで書いていたと思われます。
■Secret
当時の恋愛観みたいなものにちょっと触れているかなあと。
とにかく恋に恋をしているみたいな感じで、好きとか絶対言えませんでした。
でも、隠しきれないで周りにバレてるww
ちなみに過去のコンビニアルバイト時代に性格やらいろいろ変わったので、すごく懐かしく感じる一作です。
■初恋の順番
実話というか実体験です。それ以上は語るのもアレかなと。
・・・とかいいつつ確か365題のエッセイ(2015.8.5現在は未転載)で書いていたような?どうだったかな。