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昆虫好きのVRMMO  作者: 龍人
2/5

第2話 昆虫好きは蟲となる

2話目投稿となります出来るだけ更新が遅くならないように頑張ります

「じゃあキョウちゃん!ゲームサービス開始日は明日だからそれまでに自分のキャラ作っておいてね♪」


それだけ言うと桜は帰る準備を始めた


「おう、じゃあ出来たらメールするからな」


「うん!分かった、じゃあ帰るねお邪魔しました〜!」



桜が帰ってからしばらく昆虫達の世話をした後意を決した用に【ネイチャーオンライン】のゲーム機を頭に被った


「えーと確か...〝オンラインスタート〟」


言葉と共に鏡夜の意識はゲームの世界へ落ちて行った



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『ネイチャーオンラインをご利用頂き有難うございます』


視界が戻ると初めに聞こえて来たのは機械音の様な透き通った声だった


『こちらはネイチャーオンライン初期設定エリアです、私はこのエリア兼ヘルプサービス担当をしているAIです。』


声の聞こえた方を見ると顔の整った若い女性が居た、淡々と定義文を読み上げていくAIは確かに限りなく人間に近いが鏡夜には逆に何かが足りない様に思えた


「あぁ今回初めてなんだがここでキャラを作ることが出来るのか?」


『はい、こちらではアバター設定 種族設定 スキル設定を行う事で事が出来ます1度設定して、この空間から出るとその設定の再設定は不可能になりますので御注意下さい』


「なるほどな、じゃあ全部設定したらゲームサービス開始日までここのエリアに来ても意味が無いのか?」


鏡夜は興味本位で設定以外の話をして、その反応を見る事にした


『いいえ、先程申し上げた様に私はこのエリアとヘルプサービスを担当しています、ですから設定終了後に訪れた場合ヘルプサービスをご利用する事が出来ます』


その反応を聞いて鏡夜の興味心はどんどん膨らんでいった


「分かった、ありがとうAIさんじゃあ先にキャラの設定を頼む」


『了解しました、それではどちらの手でも構いませんので意識しながら縦にスライドしてください』


言われた通り右手を軽くスライドさせたするとそれに連動する様に目の前に立体映像の様な画面が浮き上がった


『この動作は【ネイチャーオンライン】ゲーム内でのメニュー画面の開き方になります。では、初めにアバター設定を行います』


最後まで言い切ると鏡夜の目の前の画面に自分の立体映像とパネルが浮かび上がった


『こちらの立体映像は今現在の姿をそのまま投写した物です変更される場合は左のパネルにて変更が可能です、但し体格は元の体格から掛け離れてしまうと歩行困難等が発生しますので一定以上の体格変化は出来ません』


「(確かにいきなり身体の大きさが変わったら動けないよな...)」


そんな事を思いつつ自分の立体映像に目を向けた

銀髪に赤目で肌が白い姿は現実の自分と瓜二つだった


「さて、さっさと決めるか...」


とは言ったものの桜の話によればゲーム内では髪や目の色を変えている人は多いらしいその事を踏まえると無理に黒目、黒髪に変えるのは逆に味気なく思える

これから遊ぶ世界では髪の色が銀髪だとしても変な目で見られる事は無いだろう


「なら、いっそのこと...」


鏡夜は呟きつつパネルを操作した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アバター設定 変更前● 変更後○

プレイヤー名 キョウ

・体格 変更なし

……

・髪の色 変更なし

・目の色 変更なし

・肌色 変更あり 白人[――●―――○――――]黒人

………

……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「これで良しっと!」


最後の項目までチェックが終わると迷わず決定ボタンを押した

最終的に鏡夜が変更したのは肌の色だけだったそれは自分らしく居たいと言う現実で本当の自分を隠していることに対する思いがあったのかも知れない...


『それでは続いて種族設定を行います使用する種族と職業を選択して下さい』


「種族は勿論、蟲人種で職業は〝テイマー〟」


何故テイマーにしたかと言われれば「虫を仲間にしたいから」の一言ですんでしまう話なのだ実際問題蟲人テイマーがダメと言われているのは単純に弱いからであって純粋に虫を仲間にしたい自分にしてみれば全く問題ないのだ


『蟲人種・テイマーを選択したので種族に伴ったアバターに変化します』


その言葉と共に鏡夜のアバターの頭から(あり)の様な触覚が生えてきた


『続けてスキル設定を行います初期スキルは全部で5個まで選べます種族選択によって着いたスキルはここに含まれません』


スキルと言うのは言わば技能だこれがあればそのスキルに伴った事を行えるまた使い続ける事でスキル自体もレベルが上がりより多くの事が出来る様になる


「思ったより多いなまぁじっくり考えるか」


鏡夜はスキル一覧を見ながらどの様なスキルを使うか選んでいった

だが、はっきりとしたプレイスタイルを考えて居なかった為か気になったものや自分の好みに合いそうなもので固めていた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル設定

・❮虫の知らせ❯(種族スキル)

第六感が働くようになる


・ ❮発見❯

通常では見付けられない物が見つかる事がある


・❮観察❯

一定時間見たものの詳細が分かる


・❮近接格闘(上)❯

上半身での攻撃に補正が掛かる


・❮近接格闘(下)❯

下半身での攻撃に補正が掛かる


・❮魔法陣❯

対応した魔法陣を書く事で様々な効果を得る


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『スキル設定終了を確認しましたこれで、全ての設定を完了します』


全ての設定が終了した事で鏡夜の目の前にあった画面は全て閉じられはじめと変わらない状態となった


「終わったか...それじゃあ」


まるでカブトムシを見る少年の様なワクワクとした顔で鏡夜は自分の高ぶる好奇心をぶつける様にハッキリとした声で告げた





「質問タイムだ!」



どうも龍人です今回も昆虫好きのVRMMOを読んで頂いて有り難うございます


今回はキャラ作りの話でした主人公の白川 鏡夜は興味がある事はとことんやり込む性格にしてあります


何か、不思議に思う事、不自然に思う事があったら教えて下さい(〃・д・) -д-))ペコリン


次回はAIへの質問回としたいのでAIさんにももう少し頑張って貰いましょう

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