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第四十六章 エジプトの勇者

カルディはエジプト王国の宮廷にて、謁見を求めた。

「こちらが、我が国からの貢ぎ物です」

差し出された木箱の蓋が開かれると、中にはカルディの横顔が刻印された金貨が、隙間なく詰められていた。

係員は無言で頷き、手慣れた動作で検分を始める。

秤で重量を測り、水を満たした大桶に金貨を沈める。溢れ出た水の量――密度と体積を確認しているのだ。

「……確かに本物ですな。しかし、なぜこれほど大量の貢ぎ物を?」

訝しむ視線が向けられるのも無理はない。

カルディは肩をすくめ、穏やかに答えた。

「こう見えても、一国の主でして。

これは侵略ではなく、友好の証です」

そう言って金貨を一枚つまみ上げ、係員の顔の横に並べる。

「ほら。私の顔でしょう?」

係員は一瞬言葉を失い、やがて深く頭を下げると、女王を呼ぶため奥へと走っていった。

ほどなくして現れたのは、気品ある女性と――その隣に立つ、がっしりとした体躯のアジア系の男。


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