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第三十六章 即席の王冠

翌朝。

城というより、昨夜まで闘技場の控室だった場所で、

カルディは頭を抱えていた。

机の上には――

王冠。

即席で作られたらしく、金貨を溶かして急造した雑な出来だ。

カルディ

「……いや、待って。

昨日のノリ、完全に冗談のはずだったんだけど」

コインA

「民衆は“ノリ”を見逃さないんだよ、ご主人」

コインB

「昨日の優勝演説、あれ完全に“建国宣言”だったからな」

カルディ

「いや、

“まとめていいのかな?”って疑問形だったろ?」

コインC

「疑問形で国家を作る男、歴史上初だな」

扉が開く。

文官、武官、神官、商人代表――

隣国の主要人物が、ずらりと並んで頭を下げた。

「東帝国(仮)皇帝陛下に、謁見を願います」

カルディ

「もう“仮”取れてない?」

文官

「いえ、正式名称が決まるまでは“仮”です」

カルディ

「じゃあ仮でいいよ。

どうせすぐ帝国に吸収されるだろうし」

一瞬、空気が凍る。

武官

「……吸収?」

商人代表

「帝国、ですか?」

神官

「サトウヌルス教を排除した新体制として、

我らは“独立国家”としての未来を――」

カルディ

「あ、違う違う。

“帝国に喧嘩

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