ゼネバス帝国のゾイド、レッドホーンは何故赤色なのか?
ガイロス帝国=旧暗黒大陸帝国の主力ゾイドにして、ゼネバス帝国で最初に作られた、大型ゾイド。
《1》 なぜ、レッドホーンは赤いのか。
ゾイド世界では、赤や青など一見すると派手な塗装をされた機体が目立つ。
これは、スターウォーズの白い装甲を備えた、トルーパーも同じだ。
ガンダムもまた、近世時代のフランス軍やイギリス軍が使用する軍服みたいに派手なカラーである。
しかし、スターウォーズのトルーパーたちだが、通常兵は都市戦を想定していた。
それにより、白い装甲服を着用していたと考えられる。
また、あの世界では透明化技術もあり、それに黒いアーマーを着用した特殊部隊兵も存在する。
それに、映画版3では白い装甲服に緑の迷彩を少しだけ施した兵士も登場した。
CGアニメ版では、森林戦用にと、緑色迷彩に完全塗装された兵士が登場しました。
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクなど。
地球連邦軍の機体は、赤や青に塗装されている。
量産型のジムを含む、他種類もだ。
実は、ガンダムを制作する際に、富野監督はガンダムを灰色にしたかった。
しかし、玩具会社と折り合いが付かず、結局は白を基本に、赤・青・黄と言う色に決定された。
あの世界では、シャアを含む一部エースパイロット・試作機など。
これら以外は、ジオン軍の機体は緑や黒など地味なカラーである。
これは、監督である富野氏を初め、スタッフが現実の兵器は地味であると。
そして、リアルな塗装をジオン軍MSに決めたからである。
また、連邦軍にも、特殊部隊などでは地味な迷彩塗装を施された機体が多数存在する。
ガンダムの塗装が派手なトリコロールカラーな理由は、スポンサーによる苦情だけではない。
アレは、試作機であるため、派手なカラーリングとなったのだ。
また、以下の理由も考えられる。
エースパイロットが味方の指揮を上げるために、敢えて派手なカラーを施す。
エースパイロットが、単純に個人的に好きなカラーを施す。
派手なカラーを施された部隊は、主力として敵の注意を惹く目的がある。
派手な機体を警備に置いておけば、狙撃される危険性もあるが、警戒した敵が容易に近づけない。
~~等々だ。
また、第二次世界大戦初期のアメリカ爆撃機部隊では、空戦でドイツ軍機に撃墜されまくりました。
そこで、爆撃機に取り付けられた複数の銃座から反撃するために、密集陣形が取られました。
この密集陣形を維持する先導機は、かなり派手なカラーリングで塗装されています。
しかし、レーダーなどが発展すると、この先導機は消えていきました。
また、第一次世界大戦の航空機も、ドイツ軍機などは、ド派手なカラーに塗装されていました。
話をゾイドに戻します。
なぜ、帝国軍は赤色のゾイドを戦わせたか。
帝国軍初の大型ゾイドは、赤いカラーに塗装された、レッドホーンである。
初期小型ゾイドに至っては、銀色と赤い塗装をされて、戦場では凄く目立つ。
ゾイド世界では、帝国や共和国の技術は高かった。
それに、地球人の手により更なる高度な軍事技術が、両軍にもたらされた。
これにより、センサー&レーダーが強化されて、ステルス技術は意味を無さなくなった。
また、迷彩塗装もだ。
それ故、両軍とも近世時代のフランス軍やイギリス軍みたいなカラーをゾイドに施した。
しかし、戦争で、ステルス技術がエンジンの静粛性が改良されると再び、地味な機体が登場した。
これは、ガンダムと同じで、一部の特殊部隊員が、ゾイドに迷彩などを使用したと考えられる。
この他、ガンダムでも言える事だが。
陸戦型ガンダム、ジム、ゴジュラス、ビガザウロ。
これらの機体は、白や灰色に銀色など、派手なカラーをしている。
しかし、市街戦を考慮すると、これらの機体は、灰色・白い建物に紛れられる。
また、基地の敷地内でも建物と同化出来たと思われる。
建物には、看板やライトを備えた物もある。
つまり、灰色を基調として、部分的には赤や青に塗装された、上記の機体は市街地では有利だった。
逆に、地味な塗装をされた機体だが。
ザク、ドム、専行量産型ジム、寒冷地使用ジム。
ゴルドス、マンモス、カノントータス、。
これらは、森林・砂漠・寒冷地などでは、容易に機体を隠蔽できたと思われる。
《2》 レッドホーンの本題。
レッドホーンを初めとする初期帝国軍ゾイドに、赤が多い理由は上記に書いた。
つまり、センサー&レーダーが発達した事で、近世時代に戻らざる終えなかったと。
しかし、それだけではなく、レッドホーンもまた場所や地形に合わせた、塗装をされていたかと。
理由は、中央大陸・西側では、赤茶色の砂漠や山岳部などが多数存在した。
それ故、赤い機体が迷彩の役割を果たしたと思われる。
また、赤と銀色に塗装された、小型ゾイドとレッドホーンだが。
これらも、帝国側の市街地では建物に隠れられたと思われる。
実際、帝国側の基地や市街地に、赤や銀色に塗装された建物が存在したかは不明だが。
また、これもガンダムと同じで前線部隊は、派手なカラーで敵を惹き付けた。
そして、色こそ通常の赤や銀色だが、長距離から砲撃支援を行う部隊に取ってはだが。
前線部隊が目立ってくれた方が、自分たちは敵に気を取られないので、楽に砲撃支援が行えた。
そのため、機体が赤くても問題が無かったワケだ。
また、初期の帝国軍も諸兵科連合で、前線部隊だけではなく、様々な部隊が存在しました。
突撃部隊、航空部隊、砲撃部隊、戦場を観察して情報収集する督戦隊など。
これにより、色は関係なく奇襲や砲撃が実行できたと思われます。
しかも、レッドホーンを初めとする帝国軍ゾイドは、共和国側より装甲が硬く守られていますね。
機械が剥き出しの共和国ゾイドより、装甲が厚く防御力が高い帝国ゾイド。
その装甲が硬いが故に、レッドホーンなどは突撃を得意としてました。
実際、ゴジュラスなどを相手に体当たり攻撃を仕掛けています。
その他、帝国小型ゾイドも、突撃・砲撃に対しては、上記理由により共和国よりも強かったかと。
共和国側も、中期から装甲を強化していきます。
ですが、機械が剥き出しとは言え、ゴジュラスやカノントータスなど。
これらの機体は初期・共和国ゾイドでも装甲が厚いですね。
共和国ゾイドは、ソ連やアメリカと同じく機動性・部品交換のしやすさ。
この二つを、念頭に置いて初期はゾイドを開発していたと考えられます。
帝国軍が重装甲のゾイドを生産する=ナチス・ドイツ軍がティーガ1やパンターを生産する。
共和国軍が機動性を重視したゾイドを生産する=Tー34やM4シャーマンを生産する。
と、言った感じで、数や生産性により敵を圧倒する戦略だったと思われます。
部品も、精密部品と重装甲であることを、戦車に求めたドイツですが。
生産性では、連合軍に遅れを取ります。
この点、生産だけでなく、戦車を修理することでも、連合軍&共和国軍は有利だったでしょう。
ゆえに、共和国側のゾイドは機械が剥き出しだったと。
因みに、ガンダム世界の宇宙世紀では。
旧ザクと言われるザク1と、量産型ザクと言われるザク2が存在します。
旧ザクは、動力パイプが内部に収納していたために機動性が落ちました。
そこで、ザク2では動力パイプを剥き出しにして、機動性を上げました。
連邦軍のジムなども、装甲を削ることで機動性を向上させた、ジム・ライトアーマーが存在します。
この機体は、エースパイロットや戦闘機乗りからMS乗りに転向したパイロットには好評でした。
理由は、装甲が薄い代わりに高速で宇宙空間を飛べたからです。
まあ、機動性・装甲のどちらを取るか。
これは現代でも、兵器に限らず、兵士個人の装備でも悩ましい問題でもあります。
NbFz、Nb.Fz. Neubaufahrzeug。 ノイバウファールツォイク。
これ は、ドイツで開発された多砲塔戦車です。
ノイバウ-ファールツォイクはドイツ語で「新造ーー車輌を意味する。
製造数は、試作車が計5輌製造されたのみに終わった。
登場時期や大きさから言えば、ドイツ軍戦車としては初の大型に位置するコレですね。
また、生産数を除けば、多砲塔戦車と言う点も類似していますね。
レッドホーンも、他の帝国ゾイドより周囲に対して、攻撃できるように設計されていますから。