ゼネバス帝国空軍からガイロス帝国空軍の機体を語る
⭕️ 3 ゼネバス帝国空軍からガイロス帝国空軍の機体を語る
ゼネバス帝国空軍からガイロス帝国空軍の機体を語る。
《1》 レドラー。
レッドドラゴン、の意味を持つゾイドであり、旧ゼネバス時代は、名前通り機体は赤色だった。
旧バトストでは、ドラゴン型。
西方大陸戦記では、翼竜型。
~~と、設定に違いがあったような。
これは、トミー開発陣による単なる設定変更なのか。
それとも原種となるドラゴン型ゾイドが減少したため、翼竜型ゾイドを流用したのか。
これも、不明ですね。
コックピットは、緑や赤を使う帝国軍では珍しく、黒い風防ガラスとなっている。
また、コックピット下部には機関砲か機関銃が搭載されている設定だった。
しかし、西方大陸戦記では機体カラーが紫色となり、機関砲が搭載されている設定もなくなった。
そして、格闘戦に特化した武器しか搭載していない機体と化した。
現実でも、戦闘機や攻撃ヘリに戦車などで、機関砲や機関銃が廃止された場合もある。
例に出すと。
ソ連軍のMiー24ハインド攻撃ヘリ、アメリカ軍のF35ライトニング2など。
しかし、逆に再度装着した場合も存在する。
また、配備先の組織・輸入国などに合わせて、取り付けるかは決める。
ゆえに、無かったり・あったりと。
代わって、ブラック・レドラーと言われるタイプは、翼にビーム式の機関砲を搭載していた。
たしか、これはガンスナイパーの物だった気が。
ブラック・レドラーは、コックピットの風防ガラスが緑色に塗装されていた。
また、レドラー、サイカーチス用にダブル・キャノンが別売で販売された。
ああ、つまり、レドラーの機銃が外された理由は、プラモで追加武装を販売するためである。
旧バトルストーリー時代のゾイドは、小型・中型と言う設定が、いい加減だった。
西方大陸戦記では、中型だった物も小型に分類されるようになった。
また、一部の中型・小型ゾイドを覗いて、基本的に武装や装備は三つだけとなった。
これは、単なる設定の変更ではなく、追加武装を、プラモで販売する意図があったと思われる。
しかし、これも、いい加減な物であった。
例えば、カードゲームのゾイドを、テレビゲーム版にした物が存在したが。
この作品では、レドラー離れた敵を攻撃するために、顎・右下に装備した機関砲を撃てた。
また、サイカーチスは、角で敵に体当たりを行えた。
しかし、旧バトストでは、ギルベイダーともに共和国首都に対する爆撃を行っている描写があった。
これは、護衛と思われるだろうが、もしかしたら機体下部に爆弾を搭載していたかも知れない。
または、機体下部に格納庫を作り、そこに爆弾や焼夷弾を内蔵していた可能性がある。
ブラックレドラーに関しては、Suー戦闘機シリーズの迎撃機がモデルと思われる。
実際、ブラックレドラーは迎撃機として開発されていた気が。
または、レドラー・インター・セプターと言う、カードゲームに登場する機体もあった。
こちらと、私の記憶が混同されている可能性があります。
インター・セプター=迎撃機と言う意味である。
ブラックレドラーには、イベント会場で限定販売されたとか。
ゲームボーイに登場する機体は、記載が間違っていて、ブラッドラーになっていたような気が。
あと、何故か思い出したが、ゲームボーイ版のドラクエ。
テリーのワンダーランドでも、ドラキーがドンキーになっていた。
仲間にした後、ドラキーにして野生に返すと、名前が、きちんとした物になったような。
この当たり、もう記憶が曖昧である。
また、PSのゲーム販売時に、初回限定特典として、ゼネバス使用である赤い機体が付属した。
《2》 シュトルヒ。
シュトルヒは、名前そのままナチス・ドイツが使っていた機体をモデルにしている。
史実のシュトルヒは、崖上にある山荘に幽閉された、ムッソリーニ救出作戦で使用された。
この時、ホバリングしながら武装親衛隊員による狙撃を成功させたと言う。
また、ムッソリーニを幽閉していた監視部隊に、ヤル気が無かったとも。
こうして、派手に活躍した本機は、ゾイド世界でも皇帝ゼネバス脱出と言う名誉ある任務に着いた。
コックピットの一部に、穴が開いている本機体だが。
これは、実物のプロペラ機がコックピット周辺全面が風防ガラスに被われていなかったからである。
また、ライバル機はプテラスである。
ネオゼネバス誕生以降、黒い足を灰色に変更されて戦線に復帰した。
因みに、一発だけしかないバードミサイルを発射した後に残されるのは、二個搭載したビーム砲だけだ。
そのため、ゲームだと、ライバル機プテラスに大ダメージを与えられる。
しかし、その後、プテラスを撃破できなかった場合、逆襲されて、二個搭載した対空ミサイルを射たれる。
そうなった場合は、すごく弱い。
《3》 サイカーチス。
カブトムシをモデルとしている戦闘ヘリ型ゾイド。
また、古代日本では、カブトムシをサイカチムシと呼んでいた。
サイカチムシ+カーチス戦闘機で、サイカーチスなワケである。
ゆえに、コックピットが全面風防に被われていない。
因みに、ヘラクレスオオカブトVSカブトムシが戦うと、体の小さい後者が勝つらしい。
しかし、旧バトルストーリーでは、自身を参考に開発された、新型ゾイド。
ダブルソーダーに負けていた。
まあ、向こうの方が、大きな二本顎や四連レーザー砲など、武装が上でしたからね。
しかし、実際には運用方法やパイロットの技術などで、サイカーチスが勝つこともあったでしょう。
実在する、カブトムシVSクワガタムシでは、前者が後者を投げ飛ばす事もある。
攻撃力は、ダブルソーダの方が高いでしょうが、防御力は、サイカーチスが上でしょう。
その理由は。
ダブルソーダーは重武装。
サイカーチスは、重装甲。
コックピット周りに関して、どちらもヘリコプター型のゾイドですから、全面装甲ではないです。
しかし、帝国軍ゾイドらしく、サイカーチスの方が装甲は硬いですね。
それに、コックピットの周辺を屋根みたいに装甲が覆っています。
これにより、コックピットが剥き出しのダブルソーダーよりも、防御力は上だったかと。
また、ヘリコプターにも、ハインドやアパッチ等、対戦車用攻撃ヘリは装甲が厚い。
と言うか、西方大陸戦記では、そろそろ能力を向上させた新型が配備されている方がいい。
なぜなら、現実だと。
ロシア軍は。
ハインド24。 改良型。
ハインド35。 新型。
アリガートル。
チョールヌイ・アクーラ。
ハヴォック。
アメリカは。
コブラ。
スーパーコブラ。
アパッチ。
アパッチ・ロングボウ。
ヴァイパー。
と、言った具合に新型・改良型が開発されています。
プラモ販売された、追加武装を付けられる点は改良型に位置しますね。
しかし、新型武装ヘリに該当する新型ゾイドは存在しませんね。
よって、ゼネバス帝国仕様のサイカーチスは各種旧式・ソ連製ヘリコプターに該当するかと。
Miー2、攻撃型。
Miー4。
Miー6。
Miー8。
Miー17。
Miー24ハインド。
~~等々に当たり、特に攻撃ヘリである、Miー24ハインドが該当しますね。
また、西方大陸戦記だと、見た目は変わらずともセンサー類が強化されてます。
そして、レドラー&シンカーに搭載できる装備。
ロケット・ブースターを兼ねた、ツイン・キャノンも搭載できました。
つまり、西方大陸戦記のサイカーチスは、Miー24からMiー35に改造された機体かと。
そう想像できますね。
因みにPSのゲームではだが。
ヘルキャットや、海中に潜る海軍ゾイドと同じく、森林ではステルス機となる。
カードゲームをモデルにした物では、ステルス性は無い。
《4》 シンカー。
エイ型のゾイドで、ゼネバス帝国・ガイロス帝国では、海軍だけでなく空軍にも使用された。
名前の由来は、深海=シンカーである。
ゲームだと、共和国軍編ては海底に潜んで奇襲を仕掛けてくる厄介な敵だった。
また、移動速度も早く、海底だけでなく空中も飛べる優れた機体だった。
しかし、空中ではプテラス・サラマンダーに負けてしまう。
その上、海底ではバリゲーターに負けてしまうと言う。
まあ、空中戦や海底戦を高速移動する機体なため、紙装甲だったのだろう。
カードゲームでは、西方大陸戦記にて、輸送部隊に使用されている姿が描かれた。
また、サイカーチスは攻撃ヘリであり、本格的な空軍機は初期の帝国軍に存在しなかった。
そのため、空爆作戦などで先に書いた通り、帝国空軍で大々的に使用された。
《5》 ホエールカイザー。
ゼネバス帝国軍が、暗黒大陸から帰還後に使用した、クジラ型の航空母艦。
正式名称は、帝国軍大型飛行船ホエールカイザー。
キット化はされておらず、バトル・ストーリー内にしか登場しない幻のゾイド。
しかし、ネットを検索していると、プラ版で自作した猛者が存在するようですね。
旧共和国空軍よりも、基本的に運用する空軍用のゾイドが小さいゼネバス帝国ですが。
流石に、これを越える飛行ゾイドは暗黒大陸帝国が登場するまで、共和国に存在しませんでした。
暗黒大陸帝国が登場して以降は、これの技術からタートルシップが製造されました。
また、ホエールカイザーのモデルは、ツェッペリン型飛行船や航空母艦であると思われます。
バトルストーリーでは、口からディメトロドンを沿岸部のビーチに上陸させてましたね。
これ以外にも、バトルストーリーにしか登場しないゾイドが多数存在しました。
バンパレアと言われるコウモリ型ゾイドとかです。
しかし、西方大陸戦記には、同じコウモリ型ゾイド、ウォンバットが登場しますね。
また、ネオゼネバス帝国では、マリンカイザー級を三番艦まで保有しているとか。
ホエールカイザーの現代版でしょうか。
因みに、ガイロス帝国では、ホエールキングを保有していますね。
ホエールキングは、ホエールカイザーを超える超大型航空母艦型ゾイドです。
アニメ等では、大型地上ゾイドや大量の小型ゾイドを収納していましたね。
《5》 総括。
帝国軍機が赤く塗装されている理由であるが。
第一次世界大戦時&第二次世界大戦時のドイツ軍機が、モデルだからである。
シュトルヒは紅い鳥を意味しており、実物のナチスで使用された機体も紅かった。
三葉機である、ドイツ帝国のフォッカー Dr.I、もまた紅く塗装されていた。
まあ、帝国軍自体が、紅・赤のゾイドを多用していたが。
初期・初期からサラマンダーを有する共和国軍の方が、空では優位でした。
プテラスとシュトルヒは、ライバル機でした。
しかし、プテラスは機動性・運動性では、レドラーに負けます。
だが、共和国には上記に書いた通り、サラマンダーが居ます。
レドラーでも、重武装のサラマンダーには用意には近寄れなかったでしょう。
なので、ゼネバス帝国末期に至るまで、共和国空軍は活躍し続けました。
空戦・空爆など、かなり優位だったでしょう。
しかし、ゼネバス帝国の大型ゾイドは、殆どが対空射撃可能な重武装型でした。
ゼネバス帝国陸軍の方針として、空軍機には対空射撃で対応すると言う戦術が存在しました。
よって、急降下爆撃などで撃墜された機体も多かったと思われます。
ナチスには、多数の自走対空砲が存在しました。
ヴィルベルヴィント、オストヴィント、メーベルワーゲンなど。
連合側も、多数の自走対空砲を用意してました。
高高度を飛ぶ爆撃機・高速で飛ぶ戦闘機を落とすことは出来ませんでしたが。
急降下爆撃機に対しては、一定の効果が有りました。
また、初期の日本軍でも、B29爆撃機を迎撃できてました。
よって、それらの設定が帝国ゾイドにも影響を与えたと思われます。
これは、ナチス・日本の航空戦力よりも、連合側が有する空軍力が上だからでした。
それから、第一次世界大戦のドイツが運用した、ツェッペリン級と一纏めにされる飛行船ですが。
初期は、ロンドン空爆で活躍します。
また、船内に戦闘機を吊り下げながら四機も積めました。
計画では、上部に滑走路を設けた型を生産する予定でしたが、技術的に吊り下げ式が無難だと。
それで、吊り下げ式が生産されました。
戦闘機は速いが音は五月蝿い、飛行船は遅いが音は小さい。
~~と言う、それぞれの利点を活かすため、敵地までは飛行船が移動します。
そこから戦闘機による素早い奇襲を行うために、ドイツでは飛行船型・航空母艦が生産されました。
しかし、性能を上げられた戦闘機が登場したり、地上からの対空射撃が強化されました。
これにより、次第に飛行船は活躍できなくなります。
また、Me、323ギガントも、モデルの一つでしょう。
Me、メッサーシュミット社によって開発された、第二次世界大戦中のドイツの軍用輸送機である。
愛称はギガント=Gigant、ドイツ語で、巨人の意味。
これは、ガンダムに登場するジオン軍・大型輸送機ガウのモデルにも成りました。