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珠音いろ  作者: 今安ロキ
第1章 高校野球編
49/75

9回表 ―珠音いろ― 1.挑戦者として

初戦を突破した鎌大附属硬式野球部の次の対戦相手は、大会常連の強豪校である筑前商業。

格上相手とはいえ、チームは臆することなく最善の準備と作戦を練る。


迎えた2回戦、初回から牙を剝く筑前商業打線に対し、珠音を温存する鎌大附属ナインは鍛え上げた鉄壁の守備で善戦していた。

度重なるピンチを切り抜けるべく、鬼頭は奇策を放つ。

Top of 9th inning ―珠音いろ―


1.挑戦者として


 一回戦を終えた鎌大附属ナインは宿舎に戻り、応援団を率いてきた琴音を加えて勝利の美酒(という名の烏龍茶)へ大いに酔いしれていた。

「さて、浮かれるのはそこら辺にして、ミーティングを始めるぞ」

 夕食後、部員たちは大広間に集められ、宿舎従業員の好意で設置された大型モニターを囲む。

「宿の方にお願いして、録画しておいてもらったんだ」

 鬼頭は選手たちのコンディションを考慮して夜間練習を取りやめ、4日後に控える2回戦で当たる対戦校の動画視聴に切り替えた。

 第2回戦の対戦校は、鎌大附属と北信州総合の試合の後に行われた第4試合の勝者で、対戦の様子を生観戦することもモニター観戦することも叶わなかった。

「もう確認した奴もいるだろうが、2回戦の相手は筑前商業だ。福岡県の強豪で、全国常連校だ。背番号1のエース古賀と、4番を務める背番号5の堤はプロのスカウトも注目しているという情報もある」

 マウンド上に立つ古賀の姿を見る限り、浩平よりも大柄な身体から投じられる投球は最速150km/hを超え、変化の鋭いスライダーを巧みに操る本格派の左腕投手に見える。

 制球力も並以上と目され、四死球による出塁のチャンスも少ないだろう。

「おいおい、こっちもすげぇ身体してんな。スイングも凄いじゃないか」

 場面が変わり、大庭が感嘆の声を上げる。傍から見て、両者ともとても同学年とは思えない身体を作り上げている。

 第4試合でも彼の鋭いスイングから放たれた打球は軽々とフェンスを越え、今大会初の1試合2本塁打を記録していた。

「確かにその2人がズバ抜けて凄いのは勿論だけど、他の選手だって気が抜けないよ」

 鎌大附属ナインと比べると大柄な選手が並び、部員数も多い。

 珠音の言う通り、地力の差は明確だった。

「相手は超高校級の選手ばかりだ。破壊力抜群の打撃陣に圧倒的なエースがいて、守備も比較的安定している。普通に考えたら、俺たちに勝ち目はないだろうな」

『ですよねー』

 鬼頭の飾らない言葉に、一同が苦笑する。

 負けん気を見せたいところではあったが、自分たちが講評や予想をする立場なら当然の結論だった。

「だけど、ただ負けるつもりなんてありません。高い壁なら、乗り越えてやりたいと思うのが心理でしょう」

 珠音の強い言葉に、チームメイトが頷く。

「その通り、俺たちは自分たちの野球をするだけだ。信じて続けてきたスタイルを見失わずに自分たちのペースに持ち込めば勝機はある。何せ、相手から見れば我々は遥か格下だからな。ペースを掴めなければ、自ずと焦りも生じて来るだろう。みんな、忘れないで欲しい」

『はいっ!』

 鬼頭の言葉に、部員たちは揃って返事をする。

 ブレない一体感も、このチームの強みの1つだ。

「ここからの3日間、特別なことはせずにいつも通りいこう。......いや、150km/hの速球にだけは目を慣らしておこうかな」

 鬼頭は満足そうな笑みを見せると、部員たちに次戦のゲームプランを提示する。

 若干の驚きこそあったが、鬼頭のアイディアは選手たちに納得の様子で迎え入れられた。



 次戦までに用意された準備期間は僅かに3日。

 どんなに努力を重ねた所で、与えられた僅かな猶予で身体に新たな技能を身に付けることは現実的に不可能である。

「150km/hはやっぱり速いなぁ。さてさて、私が投げられる日は果たして来るのだろうか」

「無理だろうな」

 打席を出た珠音のボヤキに、浩平が思わず苦笑する。

 練習場として借りた近隣の高校の協力も取り付け、鎌大附属ナインはピッチングマシンの出せる最高速度の投球を近距離から見ることで目を慣らすトレーニングを重ねていた。

 野手勢は時折スイングするが、分かっていてもそう簡単に打ち返せるものではない。

 秋の関東大会でも"速球派"と呼ばれる投手はいたが、150km/hに達する投手との対戦はなく、十分な準備ができているとは言えない。

「見るだけでも効果あるのかなぁ」

「まぁ、体感速度はピッチングマシンの方が速く感じるとも言うし、見ないよりはマシでしょ。バットに当てられない事には、何も始まらない」

「それはそうだ」

 鬼頭のゲームプランは、基本的にはいつも通りと言っていい。

 打撃陣は相手の隙を突いて点をもぎ取り、守備陣は僅差の試合展開を堅守する。

 1回戦も2本の本塁打で快勝したようにも見えるが、スコアボードに記されたチームの安打数は僅かに3。

 4四死球と相手の失策で貰った得点のチャンスをものにした結果としての勝利である。

「期待しているよ、チーム一の強打者」

「善処する。そのためにも、最少失点で切り抜ける努力をしないとな、エース」

 少ない情報だが、対戦校の動画を見て浩平なりに配球を思い描いていた。

 これから、投手陣と試合を想定した投球練習を行う予定になっている。

 1回戦では珠音、二神、高岡の3名とも登板しており、身体の疲労回復を優先しなければならない。

「大丈夫、俺たちは俺たちの野球をやればいいって、先生も言っていただろ。"珠音いろ"に染まった俺たちの野球をやろうじゃないか」

「は、恥ずかしいから、その台詞禁止!」

 珠音は"珠音いろ"の言葉を聞いて頬を赤くし、恥ずかしそうな表情を見せると、足早にブルペンへと駆けて行った。

 自分の名前が付けられた応援歌に高揚する部分は当然あるが、題名を連呼されることには慣れそうにもない。

「やれやれ」

 浩平は肩をすくめ、その後を追う。

 限られた時間に、多少のもどかしさがあるのは否めない。

 それでも、僅かな時間が後悔の無く有意義なものになるよう、チームの司令塔は思考を巡らせた。



 迎えた決戦の日。

 グラウンドは天候にも恵まれて爽やかな青空に包まれ、優しい日差しが外野の芝生を青々と輝かせる。

「それにしても、二神ってジャンケン強いよね」

 既に両チームのスターティングメンバーは発表されており、鎌大附属ナインはやや不本意ながら、集まった観客からは若干の溜め息で迎え入れられた。

 一塁側ベンチに陣取り、試合開始に備えて各々準備を進める中、溜め息の原因であるベンチスタートの珠音が退屈しのぎに、近くにいた二神に声を掛ける。

「そうか?」

「キャプテンになってから、大事な試合で一度も負けてないんじゃない?」

 高校野球では、試合の先攻後攻は審判員の立ち合いの下、両チームキャプテンによるジャンケンで決定される。

 先日の1回戦に続いて二神は幸先よく連勝を収め、鎌大附属は後攻を選択した。

「そういえばそうかも――あ、いや、一回だけ負けたわ」

「いつだっけ?」

 浩平もその輪に加わる。

「関東大会の準決勝」

「あー、負けたときか」

 珠音の呑気な声に、二神は思わず苦笑する。

「試合前に負けたとか言わないでくれよ」

「ジャンケンで勝ったんだから今日もうちが勝てるでしょ。自分たちに良いジンクスだったら、しっかり踏みしめないとね」

「確かに、ジャンケンではもう勝っているわけだし、何とかなるべ」

「楓の言う通りだ。うちが勝てるだろ」

珠音の一言は、強豪校との対戦を控えたメンバーの張り詰めた雰囲気を適度に弛緩させ、ナインの表情に明るさが戻る。

「さぁ、試合開始だ。みんな整列して待機してろ」

『はい!』

 鬼頭の指示で一列に整列したナインが、主審の合図でホームベース付近まで駆け、センターラインを挟んで筑前商業と相対する。

 遠目で見る限りでも、対戦校と選手の体格差は歴然としている。

「ホント、頼もしい奴だ」

「え?」

 鬼頭の独白に、記録員としてベンチ入りした夏菜が思わず視線を向ける。

 視線の先には、大柄な選手が並ぶ相手チームに対して一際目立つ小柄な背中があった。

「ホントですね」

 物理的に小さな背中から溢れる頼もしさは、間違いなくチームメイトへ大きな勇気を与えていた。



 強豪筑前商業の打線は、初回から鎌大附属ナインに牙を向いた。

「いやー、凄い打球だった。グローブ持っていかれるかと思ったわ」

 1回表を終了した守備陣がベンチに戻ると、大庭が手に残る感触を何度も確かめるかのよう、グローブのポケットを右手の拳でポンポンと叩く。

「す、すみません」

「なーに、気にするな。よく1点で切り抜けたよ」

 先発投手を務めた新2年生の佐藤の申し訳なさそうな表情に、鬼頭は健闘を称える言葉を掛ける。

 佐藤のサイドスローから投じられた2回戦の初球は、試合開始を告げるサイレンをかき消すような甲高い金属音を伴って弾き返されたものの、運良く進路上に差し出された大庭のグローブへスッポリと収まった。

「"捕った"というより、"入った"だったな」

「アウト1つには変わりないさ」

 佐藤のキンキンに冷えた肝が暖め直される前に次打者に二塁打を許し、三番打者を一塁手の長峰が好守を見せて抑えるも、四番打者でプロ注目の堤に低めのストレートを左中間の真ん中へ運ばれ、易々と先制点を献上してしまった。

 五番打者は何とか抑え1回表を終了させたが、運と好守に助けられたことは否めない。

「いつも通り、一巡目は何とか凌いでくれ。高岡は準備を」

 珠音を欠く秋の関東大会までの鎌大附属は、もぎ取った1点を守り切る戦術で勝ち上がっていた。

 投手陣は鉄壁を誇る守備網でどんな打球でも絡み取るべく、投球を低めに集める制球力を鍛えるだけでなく、"エース不在"を補うため特徴の異なる複数投手の継投により試合を完了することが大半だった。

 基本は速球派の高岡と軟投派の二神にピギーバック("肩車"を意味し、先発投手をもう一人の"先発投手"が補うように登板する)方式で試合の殆どを担い、仮に不足分や疲労を考慮した場合には新2年生でサイドハンドの佐藤(今大会では背番号11)と同じく2年生左腕の小川(同背番号18)で補う戦術を鬼頭が立案し、選手たちも成果としてよく応えていた。

「向こうだって先発は"二番手"だし、今日は土浦を2番に置いている。チャンスは間違いなく来る、気を引き締めていけ」

 円陣を組んだナインに、鬼頭が檄を飛ばす。

 この日の筑前商業はエースの古賀を温存し、先発は背番号10の田中を登板させている。

 それに加え、鬼頭は部内一の強打者である土浦を2番に配置し、一つでも多く打席に立たせ勝機を見い出そうとしていた。

 巧打者の二神を警戒すべき"強打者"と相手校に誤認(本人には失礼極まりないが)させられるからこそ成り立つ戦術であり、浩平の代わりに4番へ配置された二神が一回戦で見せたバックスクリーンへ放り込む予想外の本塁打無くしては成立しないオーダーだった。

「さぁ、行こう!」

『おぅ!』

 鬼頭の檄に、部員たちが応える。

 試合はまだ始まったばかりだ。



 どこをどう見ても試合の流れは明らかに筑前商業へ傾き、試合はあっという間に中盤に差し掛かっていた。

 最も"あっという間"に過ぎていくのは鎌大附属の攻撃であり、食らいついて四球をもぎ取った浩平の打席を除いて全く見せ場を作れないでいた。

 正直なところ、筑前商業の記録した得点が1点に留まっていることは奇跡としか言いようが無く、鎌大附属の真骨頂とも言える積み重ねた練習で培った鉄壁の守備に、スタンドに集まった観客からは拍手が送られる。

 先発投手を務めた佐藤は、打者一巡目を結果として4安打を浴びながらも初回の1失点に留め、2回表は走者を2名残したものの2番手としてマウンドに上がった高岡が見事な火消しを見せた。

 高岡は3回のマウンドにも続いて上がり、安打と四球で2人の走者を出すものの後続を何とか抑えていた。

「うわ、エッグっ」

 迎えた4回表。

 筑前商業の先頭バッターー七番打者で二塁手の松山―が、思わず珠音が啞然とする程の強烈な打球を左中間へと運ばれ、鎌大附属の投手陣はこの日早くも4度目となる得点圏走者を背負うこととなった。

「高岡!落ち着いて!」

 続く八番打者に四球を許したところで、珠音が檄を飛ばす。

 鬼頭のゲームプランでは珠音の出番は終盤であり、ブルペンでは別の投手が準備をしている。

「さぁ、1個貰ったよ!切り替えて行こう!」

 九番打者は犠打を堅実に決め、走者は二、三塁。

 浩平と高岡のバッテリーは守備のしやすさを選択して併殺打を狙える満塁策を採り、二番打者との勝負を選択した。

「あっ」

 しかし、展開はバッテリーの思惑通りには進まなかった。初球が甘く入り、強烈な打球が三遊間を抜ける。

 怪我の功名か、打球の強さが幸いし二塁走者の本塁突入は避けられたが、バッテリーは尚満塁の走者を背負うこととなった。

「......よし」

 鬼頭が肺に溜めた息を吐き出し、ベンチからグラウンドへ足を踏み出す。

「行くぞ!」

「はい!」

 ブルペンに声を掛けた後、鬼頭は主審に交代を告げる。

 投球練習をしていた小柄な選手がマウンドに駆けて行くと、球場はこの日一番の盛り上がりとなった。

「鎌倉大学附属高校、選手の交代を申し上げます」

 マウンドに上がった背中を、球場アナウンスが後押しする。

「ピッチャー、高岡くんに変わりまして、伊志嶺"さん"」

 マウンドに上がった背番号16に、再びの歓声が送られる。

 満塁のピンチで中軸の三番打者を迎える場面でマウンドに上がったまつりはいつもと変わらずクールな表情こそ見せていたが、醸し出す雰囲気に緊張感はなく、むしろ祭りを楽しむ子どものようだった。



 スポーツの試合を振り返るに当たり、ターニングポイントのことを"流れを変えた瞬間"と表現することが多い。

 野球においては、完全な劣勢にも拘らず打者が投球に食らいついてもぎ取った四球であったり、何でもない打球に記録された失策だったり、その直後に満員のスタンドへ本塁打を放り込んだ時であったり。

 その例示の中に、この場面における伊志嶺まつりの登板も恐らく加えられることとなるだろう。

 攻めあぐねていた鎌大附属守備陣に対して一気呵成の攻めを見せている筑前商業打線にのみ向けられた視線は、突如としてマウンド上に現れた"球界のジャンヌ・ダルク"こと楓山珠音と共に、史上初めて甲子園の土を踏んだ女子選手"伊志嶺まつり"に注目した。

 降板した高岡は部内で2番目に大きな体格をしていたこともあり、15cm程小さい身長で明らかに華奢なまつりの体躯は、非常に弱々しくも見える。

 投球練習で軽快に投じられる直球の球速は高岡と比べて30km/hも遅く、時折混ざるスライダーの変化はキレに乏しい。

 それでも、ピンチを救うべく現れた女子選手は何かを起こしてくれそうな期待感を感じさせ、観客の声援全てがまつりに注がれる。

「プレイ!」

 投球練習の規定数を終え、三番打者の葛城が主審に一礼して打席に入る。

 四番打者の堤ほどではないが、彼もまた県下では名の知れた好打者であり、将来を有望視される存在である。

 彼の持ち合わせた才能と積み重ね努力は、誰もが疑いようのない。

 だからこそ、だったのかもしれない。

「あっ」

 バットとボールが"当たってしまった"瞬間、葛城は悔しさのあまり声を我慢することができなかった。

 まつりの投じた初球は、投球練習では一度も見せなかったチェンジアップ。

 前の投手と比べて短いリーチから投げ出されたボールは球速が遥かに遅い上、男子より大きく劣る筋力量のか細い腕を思い切り振った投球は、なかなかベース板の上まで辿り着かない。

 さらには直球と同じ腕の振りで遅い球を投げる変化球―チェンジアップ―が投じられれば、ようやくの好機で打ち気に逸った葛城は日々の研鑽の成果が仇となり、タイミングを外された力なく捕球しやすい打球が、無防備な姿をまつりの真正面へと晒してしまう。

「ホーム!」

 浩平の指示を受け、遊撃手が本職のまつりは軽快なフィールディングで捕球し本塁へ送球。

「一つ!」

 続いて浩平は落ち着いて一塁へ送球し、1-2-3の併殺打が完成する。

「よっしゃ!」

 まつりが柄にもなくガッツポーズを見せると、球場から割れんばかりの歓声が送られ、一塁側ベンチは戻ってきた守備陣と共にお祭り騒ぎとなった。

「いやー、浩平の作戦通りになったね!」

「ホントホント、ここまで上手くいくと気持ちがいい」

 珍しく興奮した様子のまつりに、珠音が抱きつく。

 普段なら払いのけられる所だが、まつりもそんな事が気にならないくらい上機嫌なのだろう。

 まつりの登板を鬼頭に提案したのは浩平だった。

 部内で唯一140km/h中盤の球速をコンスタントに投じることができる高岡は、制球に難点がある。

 まつりは女子の大会では珠音と交代でマウンドに上がることも度々あり、高岡がもしもピンチの場面を作り出した場合、浩平は体格差、球速差だけでなく、まつりの制球力とチャンジアップの精度の高さが有効活用できると考えていた。

 結果として浩平の作戦通りに事が運び、鎌大附属は筑前商業の絶好のチャンスを僅か1球で封じることに成功した。

「よくやった、流れはこっちに来ているぞ!」

 円陣の中心で、鬼頭も興奮気味に指示を送る。

 この回は2番に据えられた浩平から始まる好打順である。

「何としてもこの回、1点でも取り返すぞ。いいな!」

『はい!』

 球場は攻守が入れ替わろうとしているのに、まだざわつきが収まらないでいる。

 試合の流れは、鎌大附属へとそっと傾き始めた。

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