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嫌いなやつを一人だけ見捨てる  作者: 仲仁へび
6/7

第6話 同級生を見捨てる



 私は決めた、同級生を見捨てよう。

 同級生、彼は私のストーカーだった。

 同情の余地はない。

 犯罪すれすれの行為ばかりをしていたのだから、わけを話せばみんな仕方が無いと納得してくれるだろう。


 発信器を付けて、居場所を特定してきたり、何度もメールを送ってきたり、電話をしてきた事がある。

 盗聴器で、会話を盗み聞きされた事もあった。


 最も後腐れなく、最も後の事が面倒でなくて、最も犠牲にしやすいのは彼しかいない。


 見捨てた罪。

 それは。

 私怨で処分するには重すぎる。


 だから、私は彼を切り捨てることにした。


 家族や周りの人に迷惑をかけたという名目で、私は彼を見捨てる。


「あなたがこの船にのこりなさい」

「なっ、頼む。何でもするから助けてくれ」


 それは、私に何でもしたいがために、ストーカーしてきた人間が言う言葉じゃない。



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