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幻のキ201 火龍 試作戦闘襲撃機

作者: 花 美咲

大日本帝国陸軍初のジェット戦闘機


通称・・・火龍


図面まで完成されていた・・・


しかし、歴史の真実は違った。


試作機が1機だけ完成されていたのだ・・・


試作機は、極秘裏に九州まで運ばれいた。


特攻基地の最前線で、テスト飛行を目的として運び込まれていたのだ。


万世飛行場、エースパイロットと呼ばれた、雨傘完爾大尉の操縦により・・・


本日、テスト飛行が開始される。

終戦直前・・・


1945年に、大日本帝国陸軍初の純粋なジェット戦闘機が図面まで完成されていた。


通称・・・火龍かりゅう


第2次世界大戦末期に、大日本帝国陸軍によって計画されたジェット戦闘襲撃機、火龍は、海軍の橘花きっかと同様に同盟国ドイツのメッサーシュミットMe262戦闘機を参考にしている。火龍の基礎形は三角形の胴体断面、双発エンジンの翼下懸架方式などMe262に酷似している。しかし、スケール的に火龍はMe262に比べ一回り大型で、逆に橘花は小型である。

海軍の橘花が計画段階から機関砲を一切装備せず(第2次試作機からは戦闘機型や復座偵察機型に装備予定)、対艦攻撃のみを考慮に入れ武装は唯一爆弾のみであったのに比べ、陸軍の火龍はあくまで搭載した4門の機関砲によりアメリカ軍のボーイングBー29爆撃機迎撃を任務とする防空戦闘機、及び爆弾や夕弾にて連合軍の艦艇や地上部隊の襲撃を任務とする襲撃機を兼ねた、戦闘襲撃機という位置付けがなされていた。

その為、日本軍が計画した純粋なジェット戦闘機としては本機が最初で最後である。

機体設計は中島飛行機が担当し、機体とエンジンは1945年(昭和20年)に図面の完成にこぎつけた。

第1次試作機は18機を制作する予定であった、エンジンは2タイプ、日立航空機と石川島飛行機制作所が担当したが、終戦により完成に至らなかった。

・・・だが、歴史の真実は違う、1機だけ、1機だけ試作機は完成していたのだ。


闇に葬られていた真実とは・・・


極秘裏に試作機は九州に運ばれていた・・・


特攻の最前線に隠れる形で、テスト飛行を目的として、万世飛行場に運び込まれていた。

万世飛行場とは、知覧飛行場が運用に支障をきたすようになり、急遽、補助創設された飛行場である。

1945年(昭和20年)3月から7月までの約4ヶ月間と短期間の為に、幻の特攻基地と言われている。

特攻機の影に隠して、テスト飛行を目的とするのが最善の策だと陸軍幹部は判断をしたんだろう、特攻基地なら優秀な搭乗員もいる、なによりも試作機を飛行機工場に置いておくよりも、特攻基地の方が、Bー29に狙われにくいと懸命な判断をしたのではないだろうか・・・


ジェット戦闘機「火龍」、あわよくば、特攻機の影に隠れて実践経験を積む・・・なんて事も考えていたのかも知れない。


万世飛行場、ナンバーワンエースパイロットと呼ばれる、雨傘完爾あまがさかんじ大尉をテストパイロットに選び・・・


本日、「火龍」のテスト飛行を決行する。


雨傘完爾大尉と司令塔の無線交信が始まった・・・


《雨傘完爾大尉》

(火龍、飛行前最終点検完了・・・)


《戦闘機整備士》

(燃料補給完了、弾薬装填完了・・・)


《司令塔》

(141部隊の屠龍とりゅうに、急ぎ離陸するように伝えろ・・・何に手こずっているんだ)


※ 屠龍とは・・・

二式複座戦闘機、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍の戦闘機、愛称は・・・屠龍と呼ばれている。


《司令塔》

(火龍、試作機、格納庫より誘導路に従い滑走路に移動せよ。道中、駐機している戦闘機に注意すべし・・・)


《雨傘完爾大尉》

(滑走路に到着した、駆動装置の最終確認を行う。)


ジェットエンジンの音が鳴り響く・・・

そして・・・


(駆動装置全て異常なし、ジェットエンジン温度、水温、油温、異常なし・・・フラップ展開、離陸準備完了した。司令塔、発進許可を求む。)


《司令塔》

(よし、試作戦闘襲撃機、火龍、発進を許可する。)


ジェットエンジン全開の火龍が滑走路から離陸した・・・


火龍は、太平洋戦争末期に陸軍が開発した試作戦闘襲撃機である。

アメリカ軍ボーイングBー29爆撃機の撃墜を目的として、従来機の限界性能を大幅に上回る高速戦闘機を作る陸軍の計画から研究は始まった。

1944年に入り、アメリカ軍ボーイングBー29爆撃機が飛来するようになると、Bー29爆撃機撃墜を目的とした「試作戦闘襲撃機 火龍」として、正式に試作発令が下されたのだ。

20mm機関砲×2(各200発搭載)30mm×機関砲×2(各120発搭載)

500㎏爆弾×1ないし800㎏爆弾×1

航続距離 980㎞ 最大速度 852㎞/h

全長 11.50m 全幅 13.70m

全高 4.05m 主翼面積 25.00㎡

全備重量 7000㎏

動力 ネ130静止推力908㎏×2

実用上昇限度 12.000m 


大戦末期に、大日本帝国陸軍が夢見た

「ジェット戦闘機の大量生産」で、戦局の逆転を狙った大日本帝国陸軍の意地である。



《雨傘完爾大尉》

(141部隊の、1番機、佐々木、2番機、船越、3番機、丸尾、護衛をよろしく頼む。)


《1番機 佐々木》

(雨傘隊長、お供できて光栄であります。)

《2番機 船越》

(この命に代えても、雨傘隊長と火龍をお守りする所存です。)

《3番機 丸尾》

(雨傘隊長、やっぱり、レシプロエンジンとジェットエンジンは、扱い方が違いますか。)


《雨傘完爾大尉》

(お前たちの屠龍とは、別物だよ。この火龍が大量生産されれば、直にお前たちも搭乗することになるさ、護衛、よろしく頼むぞ。)


《雨傘完爾大尉》

(これから単独での飛行を行う、君たちは少し離れた所で哨戒を続けていてくれ・・・)


《1番機 佐々木》

(了解しました・・・)

《2番機 船越》

(雨傘隊長、了解です。)

《3番機 丸尾》

(頑張ってくださいよ、雨傘隊長、了解です。)


《雨傘完爾大尉》

(頼んだぞ・・・)


護衛機の3機は、雨傘完爾大尉の試作機火龍から離れて行く・・・


《雨傘完爾大尉》

(試作機火龍より司令塔へ、これより試作機火龍の評価試験を開始する。)


《司令塔》

(司令塔より、試作機火龍へ、火龍を目視で確認した。存分に乗り回してくれ・・・)


火龍は、急上昇、そして急降下、雨傘完爾大尉は、火龍の感想を司令塔に伝える。


《雨傘完爾大尉》

(加速はスムーズ、上昇は申し分ない、横転性能も完璧、高速時の各操作性も良好、旋回性能、格闘戦を想定した時の機動力、低速域での失速時に課題があるが、対爆撃機を想定した高速機であることを考えれば、特に問題にならないと考えられる。しかし、火龍の特性を他の搭乗員たちが、新兵が活かせれるかは疑問が残る。)


・・・


《司令塔》

三好みよし司令官、試作機火龍より、評価試験を終了、試作機火龍、その性能、Bー29迎撃が大いに期待できるものである・・・との事です。)

《三好司令官》

(ご苦労であった、しかし今更、こんなものを作ったとて何になるのか、本土には連日のようにBー29が来襲し、都市、工場を爆撃している。日に日に稼働できる機体数も減っているそんな時勢の中、新型機の量産なとはたして可能か・・・)


その時、三好司令官のいる司令塔の部屋の扉にノックする音が・・・


トン トン トン 扉が開く・・・


《通信室隊員》

(失礼します、三好司令官、緊急電です。)

《三好司令官》

(なんだ・・・)

《通信室隊員》

(Bー29来襲、応援求む、Bー29に対し迎撃隊を出動させ、現在交戦中との事です。)

《三好司令官》

(応援を求めてくるという事は、かなりの苦戦を強いられているか、或いは、既に迎撃に失敗をしているかのどちらかだ、飛んだ機体はなんだ?)

《通信室隊員》

(海軍の紫電が12機です・・・)


通信室では、モールス信号の音が鳴り響いていた・・・


増援ヲ求ム 我 既ニ戦力ナシ


繰リ返ス 我 既ニ戦力ナシ


《司令塔》

(三好司令官、Bー29艦隊の進路を確認、飛行中の火龍が対応可能な範囲です。迎撃を命令しますか?)

《三好司令官》

(迎撃だと、雨傘大尉は護衛を含めてたったの4機だぞ、正気か・・・)

《司令塔》

(しかし、試作機火龍は、実戦に備えて弾薬を装填させてあります。ここでやらねば、後は・・・)


溜め息をついた三好司令官・・・


《三好司令官》

(ここは現場の雨傘大尉の判断に任せよう・・・)


上空の試作機火龍に無線が・・・


《司令塔》

(司令塔より、試作機火龍へ、応答せよ・・・)

《雨傘完爾大尉》

(こちら、試作機火龍、何か・・・)

《司令塔》

(現在、Bー29艦隊が進行中、先に飛んだ部隊は迎撃に失敗した。詳細な進行予測地点は後程知らせる、まずは、雨傘大尉の意向を確認したい、これの迎撃に当たるか否か判断を任せる。)

《雨傘完爾大尉》

(勿論、迎撃に当たる、Bー29艦隊の進行予測地点の情報を求む・・・)


《三好司令官》

(雨傘大尉は、どうすると?)

《司令塔》

(迎撃に当たるようです・・・)

《三好司令官》

(なんと、試作機火龍を危険に晒してまで・・・いや、火龍の性能が優れていようと4機で対応できることではない。君、無線を代わってくれ・・・)


再び、上空の試作機火龍に無線が・・・


《三好司令官》

(雨傘大尉、引き返したまえ、この期に及んで抵抗したとて何になる。)

《雨傘完爾大尉》

(三好司令、この判断が一軍人として間違っている事は承知しております。しかし、一刻も早く火龍を完成させて、大量生産に移行して、最悪な戦況を打破する為にも、そしてなによりも火龍の完成により、若い特攻隊員たちの零戦が火龍になり、特攻隊員たちの生命いのちが失われずに済むことになるなら・・・三好司令、私は仲間がこれ以上特攻で死んで行くのを防ぐことが出来るのなら、迎撃に行く理由になると思います。勝手をお許し下さい・・・)


溜め息をついた、三好司令官・・・


《三好司令官》

(そこまで言うならもう何も言うまい、行け、試作機火龍、貴機にBー29艦隊の迎撃任務を課す・・・)

《雨傘完爾大尉》

(了解しました、試作機火龍、必ず戻ります。)


三好司令官と雨傘完爾大尉の無線交信を傍受していた、護衛機3機が試作機火龍の背後に・・・


《1番機 佐々木》

(隊長、私もお供させて下さい。)

《2番機 船越》

(いざとなれば、私が隊長と火龍の盾になります。)

《3番機 丸尾》

(雨傘隊長、141部隊の実力を見せつけてやりましょうよ・・・)

《雨傘完爾大尉》

(お前ら、屠龍は高高度の戦闘に向かんが平気か?)

《1番機 佐々木》

(問題ありません・・・)

《2番機 船越》

(問題ありません・・・)

《3番機 丸尾》

(問題ありません・・・)

《雨傘完爾大尉》

(お前らの生命いのち、俺が預かる。後で作戦の指示を出すぞ・・・)


こうして、雨傘完爾大尉搭乗の試作機火龍と、雨傘完爾大尉の141部隊の佐々木、船越、丸尾が搭乗する屠龍は、Bー29艦隊迎撃に向かった。


一方、司令塔では・・・


《司令塔》

(三好司令官、雨傘大尉の141部隊から選出の護衛機ですよ、佐々木、船越、丸尾と雨傘大尉は歴戦の戦場を渡り歩いてます。大丈夫ですよ・・・)

《三好司令官》

(特攻基地に試作機火龍の投入、陸軍の考えていることはわかる。特攻隊員の生命を実験材料にして、火龍の完成を急ぐ段取りだろう、しかし、万世飛行場、司令官として、雨傘大尉を失いたくないのだよ。それに、若い特攻隊員の生命を失われるのを防ぎたいと言われれば、もう何も言えないよ。)

《司令塔》

(無事に帰投する事を祈りましょう・・・)

《三好司令官》

(だな・・・)


天を仰ぐ・・・三好司令官・・・


澄み切った青空、しかし、アメリカ軍ボーイングB-29艦隊の7機と、雨傘完爾大尉率いる141部隊の屠龍3機と雨傘完爾大尉の搭乗する試作機火龍の戦闘が刻一刻と迫っていた。


火龍を含めて4機 対 Bー29爆撃機が7機・・・


海軍の紫電が撃墜に失敗した7機を、雨傘完爾大尉は、どう撃墜をするのだろうか・・・


誰も知らない戦いが晴天の空にあった・・・


Bー29艦隊・・・


各員、対空警戒を怠るな・・・


再び、迎撃隊と戦闘になるかも知れんからな・・・


ただ、飛んで爆弾を投下する、それだけの任務が厄介になったな・・・


そう落ち込むなよ、我々の被害は少ない・・・


現に、日本海軍の紫電を12機、全滅しただろう。


Bー29にとって、日本軍機など赤子同然だ。(笑)


違いないな (笑) (笑) (笑)


Bー29艦隊の無線交信に、激怒する隊長機から激怒の怒号が飛んだ。


諸君、いい加減、黙らないか。


無線での私語は慎めと、何度言えば分かるんだ?


全く、これは運が良いだけと知らん連中は・・・



おい、アレは、一体 ・・・


なんだ、どうした?


おい、何のことだ、一体どうした?


突然、晴天の空に、機関砲の銃撃音が鳴り響く・・・


オイ、嘘だろ?・・・


なんて事だ、3番機のガードナー機が撃墜されたぞ。


対空警戒は何をやってた? 状況を知らせろ?


敵機、下方へ抜けた。


あの形はなんだ?機種は不明・・・


それと、屠龍が3機だ。・・・


Bー29艦隊と雨傘完爾大尉が率いる火龍と屠龍3機の空戦が開始された・・・


《雨傘完爾大尉》

(全機、散開せよ。)


雨傘隊長の号令を皮切りに・・・


雨傘完爾大尉が搭乗する火龍と3機の屠龍は、Bー29艦隊に対して空戦を挑む・・・


火龍と屠龍が3機、晴天の空を縦横無尽に飛行する。


屠龍での、高高度な戦闘に不慣れな、佐々木、船越、丸尾にとって、屠龍での空戦は凄惨を極めた。


それでも、雨傘完爾大尉の搭乗する火龍は、着実にBー29を撃墜していった。


《雨傘完爾大尉》

(丸尾!後ろだ!)


《3番機 丸尾》

(しまった!左エンジンが被弾した!)


《雨傘完爾大尉》

(まだ!飛べるか!?)


《3番機 丸尾》

(まだ、右エンジンがあります。)


激しい空戦の中、経験が1番少ない3番機の丸尾一飛曹の屠龍は、左エンジンが被弾して推力が低下してしまう。


『Bー29 1番機 スペンサー』

(食らいやがれ!)


《3番機 丸尾》

(推力が上がらない?)


《雨傘完爾大尉》

(丸尾、右から敵機だ。左へ回避しろ!)


《3番機 丸尾》

(くそ!くそ!!くそ!!!)


数で勝る、Bー29艦隊は推力の落ちた3番機の丸尾に執拗な攻撃を加えていた。

3番機の丸尾を追う米軍、3番機の丸尾を守る日本軍、両陣営の間で激しい空戦が続く・・・


《雨傘完爾大尉》

(俺の部下の丸尾を撃墜させてたまるかよ・・・)


《雨傘完爾大尉》

(そこだ!)


Bー29を1機、1番機 スペンサー機を撃墜した。


《雨傘完爾大尉》

(それみろ!)


棒が1本立っているだけの、粗悪な照準装置にも関わらず、射弾は的確にBー29を捉えていくが・・・


尚も、3番機、丸尾の背後には、丸尾を狙う敵機の姿が・・・


《3番機 丸尾》

(雨傘隊長!敵機を振りきれません!!)


《雨傘完爾大尉》

(丸尾に食らいついている敵機は、全部、俺が撃墜してやる。そのまま・・・雲の中を飛べぇー!)


《3番機 丸尾》

(りょ・・・了解しました!)


まるで、丸尾一飛曹の奮戦に応えるように、残った片方のエンジンが奮戦に応える。


《1番機 佐々木》

(雨傘隊長、後ろに敵機です!)


《雨傘完爾大尉》

(なんだと!?)


3番機 丸尾 の護衛のことばかり考えていた雨傘完爾大尉が搭乗する火龍の背後には、ぴたりとBー29がついていた。


《3番機 丸尾》

(自分が援護します!)


《雨傘完爾大尉》

(馬鹿!無茶だ!!)


照準を合わせる、3番機の丸尾・・・


《3番機 丸尾》

(よし!)


敵機に命中した・・・


《雨傘完爾大尉》

(丸尾!良くやったぞ!!)


その間にも、雨傘完爾大尉率いる141部隊、屠龍に搭乗、1番機 佐々木、2番機 船越が奮闘、戦果を重ね、残る敵機も、あと1機になっていた。


《雨傘完爾大尉》

(お前が・・・最後か!?)


最後の1機に命中した・・・


《雨傘完爾大尉》

(皆、よくやったぞ!帰投するぞ!!)


雨傘完爾大尉が搭乗する火龍試作戦闘襲撃機、屠龍に搭乗する、佐々木、船越、丸尾の3機は、基地に無事に帰投した。


火龍試作戦闘襲撃機のテスト飛行の初日・・・


この日の空戦で、アメリカ軍は謎の未帰還機7を出し、日本側の資料に、この空戦の記録がなかったことから、戦後、記録には事故として記録された。


公式の火龍の実戦参加記録は、三好司令官が主導となり、終戦時に日本軍関係者により、火龍試作戦闘襲撃機と資料を焼却処分をしていたのだ。


だから、火龍試作戦闘襲撃機は、歴史の闇に消えた。そして、同時期に、万世飛行場も閉鎖された。


火龍が、大量生産機になっていれば、B-29との戦闘に大きく貢献をしたのかもしれない。

しかし、それだけの余力は、もはや日本には無く、戦局を打開するだけの要素にはならず、敗戦という結果に変わりなかっただろう・・・


だが、一つだけ言える事がある。


大日本帝国陸軍初のジェット戦闘機、火龍試作戦闘襲撃機は、万世飛行場、ナンバーワンエースパイロットと呼ばれた、雨傘完爾大尉の操縦により、大空を飛んだのだ。


それは、決して揺るぎない歴史の事実だという事だ。



(終わり)







太平洋戦争、陸軍や海軍に魅力的な戦闘機がたくさん登場した。

大日本帝国陸軍初のジェット戦闘機・・・


通称・・・火龍


は、図面まで完成されていたが歴史なのだが、実は試作機が1機だけ完成されていたら、特攻隊員が操縦をして、B-29を撃墜しまくったら、面白いと思った。

架空の大空での空戦、でも、実際は、歴史の闇を暴いたら、完成されていたのかもしれない。

万世飛行場は、4ヶ月間の短期間運用の為、幻の特攻基地と呼ばれた。

4ヶ月間の短期間運用の理由は、火龍の試作機のテスト飛行が目的だったとしたら、それも面白いと思った。だから、万世飛行場を登場させた。

で、断っておく、面白いと言ったのは、架空のお話しを創作したのを、面白いと思っただけで、戦争で亡くなった英霊たちには、感謝と哀悼の意を常に持っている。


勘違いは、しないで頂きたい・・・


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