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(二)-7

 すると、奥の方にそれはあった。全体的に暗いタッチの絵だったが、大きく翼を広げて威嚇しているようにも見える鵺の絵だった。キャプションを見るとタイトルの『鵺』と『蒲田虚空』の二つの単語だけが書かれていた。

「そちらの絵は最近入荷したばかりのものですよ。気に入りましたか」

 初老の男性がそう声をかけてきた。対して私は「ええ」とだけ答えた。

「私どもは販売もしておりますので、お気軽にご相談下さい」

 私は軽く会釈し、残りの絵も見てから画廊を退出した。


(続く)

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