12/29
(二)-11
「そうでしょうね。あれが騙しとられた作品であれば、なおさらですね」
そういうと、男性は「失礼」と言って、奥の事務所スペースへと入ってしまった。
少し不安になった。もしかしてそのまま逃げられてしまうのか、それとも私が捕まって乱暴されてしまうのか。
五分ほどで男性は戻ってきた。そして「西原七音さんですか?」と聞いてきた。
私は少し驚いた。なぜ私の名前を知っているのか。ともかく、短く「ええ」とだけ答えた。
「宮前先生から聞いていますよ」
(続く)
「そうでしょうね。あれが騙しとられた作品であれば、なおさらですね」
そういうと、男性は「失礼」と言って、奥の事務所スペースへと入ってしまった。
少し不安になった。もしかしてそのまま逃げられてしまうのか、それとも私が捕まって乱暴されてしまうのか。
五分ほどで男性は戻ってきた。そして「西原七音さんですか?」と聞いてきた。
私は少し驚いた。なぜ私の名前を知っているのか。ともかく、短く「ええ」とだけ答えた。
「宮前先生から聞いていますよ」
(続く)
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。