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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

松下嘉兵衛の甥、どうやら父親は織田にいるらしいが母を捨てやがった野郎の息子にだけは絶対になりたくない。

最近のとあるニュースを聞いて、歴史上のとある人物が思い浮かび天誅したくなったので書きました。

感想を頂いたので少し誤字脱字等などを修整しました。

1567年 11月 岐阜 某所


『表を上げよ』


一人の()()()()()と初対面した。


『···』


少年は、言葉を無視して()()()()()()()()


『聞こえなかったのか、表を上げよ!!!』


事前に()()()()()()()()()()度重なる無礼に父親は声を荒げた


『···』


『殿がてめえの(つら)、見せろって言ってんだろうが!!!』


側に控えていた大男が大声を上げて詰め寄り、頭を掴み上げようとした次の瞬間


『なっ!!』


大男の腕を掴んで詰め寄った勢いを利用して()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


『『ぐはぁ!』』


油断していた貧相な顔の父親に大男がぶち当たり、揃って声をあげた


それをみていた血色の悪い青年は()()()()()()()、人が良く()()()()()()()()青年は天を仰いだ


大男を投げ飛ばした少年は、ドカッと胡座を組んで座り名乗った

『某、遠江の国人松下加兵衛が甥、松下()()()()でござる!!!我が母しのぶの名、忘れたとは言わせはせぬぞ!!!!木下藤吉郎!!!!』


色めきたち刀に手をかける者もいたが、口上を聞いてどういうことか?

と困惑している···


――――――――――――


〜日吉丸回想〜


一月前


『日吉丸、お前は()()木下殿の元に行ってお助けしてくるのだ!』


『何を言っておられるのですか?叔父上!?』


父の顔を知らない少年にとって、少年を実子同然に養育してくれた大恩人である叔父にそのような事を言われて激しく動揺した。


『日吉丸、知ってのとおり我等松下家は先の遠州の騒乱で城は焼かれ領地は荒れ果ててしまった、それに対してお主の()()()()()()()()殿は、織田弾正殿の元で大いに名を挙げ所領を預かっていると聞く、この遠州がどうなるか分からんがお主が藤吉郎殿の元に居ればいざという時に落延びられよう、父への()()を捨てろとは云わぬが松下家存続の為だ、だから頼むこの通りだ!!』


と頭を下げた


『叔父上、あの男が()()()()()て他国で婚姻したばかりか、我等親子を()()()()|()()()()事をお忘れか?

母が、最期の最期まであの男を呼び続けていた事もお忘れか?

母は、あの男が迎えに来ると信じて求婚を断り続けていた事をお忘れか?』


少年はぽつりぽつりと恨み事を漏らした


それを聞きながらも頭を挙げない叔父に向かって


『わかり申した、某が織田へと参ります。』


頭を掻きむしりにながら少年は言った


―――――――――――――


叔父から路銀を貰い少年は武田領飯田、遠山領岩村を抜け稲葉山へと向かった


その道中、()()()()を聞いた


『尾張一の出世男の木下某は、武家の婿養子になっておきながら各地で女を作り浮気三昧していると』と


少年は、怒りに打ち震えながら木下家の屋敷にたどり着くと少し自分に似た()()()()()()()男が屋敷から出て来たので、名を訊ねると()()にあたる「木下小一郎」と判明したため、名を名乗って()()()()()()()()()()()()()()()()顔を見せて松下の叔父の手紙を渡した、すると小一郎は頬をひきつらせなが少年を屋敷に迎え入れ『奥方』を呼んだ


奥方は、少年の顔を見て仰天し松下の叔父からの手紙を読み少年から話を聞くと怒りに燃えて、共にあの()に天罰を加えるべく手をとった。

すると、部屋の外で話を聞いていた血色の悪い青年が表れニヤリと哂い制裁に向けての策を練った


丁度、話し合う予定があるとの事なので『松下の縁者が来ていると』()()()を呼び出して······


―――――――――――――冒頭に戻る


少年から大男を投げつけられた藤吉郎は抗議の声を上げようとしたがスタスタと奥方が近寄るのを見て


『おねね!こやつガッ!!』奥方ボディブローを一閃


『何をすぶぅ!!』奥方頭突きからの


パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン········


無表情で往復ビンタを連打連打連打連打


もふゆふひへ(もうゆるして)』グシャ!!!! 


渾身の右ストレートがゲス男の顔面に突き刺さった


バタンっと浮気者は制裁を受けてノックアウト


惨劇が終わったあと少年と奥方はハイタッチをし、

血色の悪い青年はゲラゲラと哂い、苦労人の青年はため息をついて

他の者達は顔を青くしてドン引きしたという···


この惨劇?を引き起こした少年が後に、戦国乱世を躍動する事になるのだがそれはまた別のお話


制裁の後少年が首を傾げ

『そういえば、この不埒者を追い出す前に松下家中の者が徹底的に袋叩きにして、玉は念入りに潰したって言ってたんだけどどうして女に手を出せるのかな?』


一同絶句


少年『松下 日吉丸藤綱』

実父·あの男 『木下藤吉郎秀吉』

大男『蜂須賀小六正勝』

血色の悪い青年『竹中半兵衛』

苦労人『木下小一郎秀長』

奥方様『ねね』






感想や高評価をいただければ、連載している作品を切り上げるかどうにかして連載執筆致します。思いつきのお話なのでまだプロットすらありませんw

資料足んないw

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― 新着の感想 ―
笑笑、顔色の悪い青年、ウケる
荒唐無稽と思いきや、猿の行状からして十分有り得そうで笑ってしまった。
連載希望です。
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