3Vakzin 武器の調達…
「なんとか…生きてられるが。」
「このままこうしてても…何もないまま」
「僕ら歳とっちゃいますね。」
3人はどうするかをじっくり考えていた。
「このゾンビ世界から元の世界に戻せたりしないのかな…」
「さぁどうだろう…」
「外を探索してみない?何か生存者がいるかもしれないし。」
「そんな簡単には見つからないだろ…」
「でも行ってみる価値はあると思います。」
真司がそう言うとゆめとは立ち上がって言った。
「分かった…行くか!」
真司と咲良も椅子から立った。
ゆめとは鉄パイプを持ってドアをそっと開けた。
「よし…OK。」
そう言うとゆめちたちはアパートの部屋からそっと出た。
「音に反応するから音をできるだけ出すな。」
「分かった…」
しばらく歩いてアパートから随分離れたところに来た。
すると自衛隊の基地を発見した。
「ここなら…銃とかあるんじゃないかな。」
「咲良ナイス!よしここ行こうぜ。」
そう言うとゆめとたちは門を開けて中に入った。
中にもたくさんのゾンビがいた。
ゾンビたちは門を開ける音に反応し人間がいることに気づいた。
「気づかれた…」
「この量じゃ…勝ち目ないわよ。」
「そうだ…戦車だ!」
真司は近くにある戦車に乗り込んだ。
「これは…どうすれば。」
真司は戦車に乗ったは乗ったものの操縦の仕方や弾の打ち方が分からなかった。
「ダメだ…操縦はまぁわかるかもしれない!」
そう言って真司は戦車を操縦した。
そのままゾンビたちの方に突っ込んでいった。
「うわっ…あれはもう死んだだろ。」
真司が戦車から降りてゾンビたちの様子を見るとまだ生きていた。
「まだ生きてる!少し弱ってるから今のうちに中に!」
「よし…行くぞ。」
「えぇ…」
3人は建物の中にやっと入れた。
中にもゾンビはいた。
「さすが…自衛隊なだけあるな。」
そう言って進んでいると後ろから銃の音が聞こえた。
後ろを振り向くと銃を持ったゾンビがいた。
「うわぁ…危なかったよ。」
「やばい…隠れろ!」
ゾンビは無茶振りに弾を発砲し続けた。
「どうするか…銃ってどこの部屋に。」
すると咲良が銃を持って来た。
「なんでお前が…」
「近くにあったのよ…」
「ありがと…俺が狙い撃ちする…」
ゆめとは迫り来るゾンビたちを銃で撃った。
するとゾンビたちは倒れて立ち上がることはなかった。
「あれ…銃に弱いのか。」
「眠ったのかもしれないわね…」
「麻酔銃か…なるほどな。」
「早く行きましょうよ。」
「そうだな…」
ゆめとは武器を手に入れて自衛隊の基地から脱出した。
無事にアパートの部屋に帰ることができた。
「ふぅ…なんとか武器は手に入ったな…」
「弾丸も沢山あるから…ひとまずは大丈夫ね。」
「でも麻酔銃の効果もいつまで続くかもハークしといた方がいいですよね。」
ゆめとは何かを考え始めた。
「そうだな…」
そう言って窓から外を見ると雨が降っていた。
「助けられるといいな…人類を。」
「そうですね…」
「そうね…」
ゆめとは手を握りしめた。