表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Death Game [ゾンビゲーム]  作者: 天道 結羽
2/12

2Vakzin 危険な食料捕獲

アパートの部屋に逃げ込んだ2人はそこにしばらくいることを決意した。

「何が起こったんだか…」

「外見る限り…もう人はいませんね。」

「そうだな…」

そう話していると外からゾンビたちがドアを叩いた。

「やばい…抑えるぞ。」

「はい…」

2人はドアが開かないようにドアを抑えた。

しばらくすると諦めてゾンビたちは去って行った。

「よかった…」

「もしかしたらまだこうやって生き延びてる人たちがいるかもしれませんね…」

「そうだな…だがほとんどがゾンビだろうな…」

そう言うとゆめとはこれからどうするか考えた。

「お前の家の冷蔵庫は何が入ってる?」

「何も入ってませんよ。入ってるとしてもドリンクとかかな。」

「そうか…食料をとりあえず確保しないとな。」

「でもどうやって…」

不安そうに真司はゆめとに聞いた。

「近くのスーパーだよ。あそこにならあるはず。」

「でもそんな…噛まれて僕らもゾンビに…」

「お前はここで待ってろ…ゾンビに侵入されたら困るしな。」

そう言って鉄のパイプを持ってアパートから出た。

ゆめとは気づかれないようにさっとスーパーの方へ向かった。

「あいつら…居場所分からないのか…?」

そう言ってゆめとはスーパーに辿り着いた。

「早く入るか…」

中に入ると当然…ゾンビはいた。

「予想通りだ…どうするか。」

だがゾンビたちはゆめとの姿が見えないかのように

前を通り過ぎていった。

「まさか音に反応するのか…」

そう思うとゆめとは口笛を吹いた。

するとゾンビたちはゆめとがいるのに気づきこちらへ近づいて来た。

「やっぱそうだったか…じゃぁ行くぞ!」

ゆめとは正面突破でゾンビたちを鉄パイプで殴って缶詰や冷凍食品などを

棚からとってバッグの中に入れた。

立ち上がると両側にゾンビがいてどこからも抜け出せなかった。

「マジかよ…」

ゆめとがピンチになると誰かが現れた。

「あなたたち…こっちよ!」

ゾンビたちは皆…声のする方へ向かった。

スーパーの中は電気が付いていなく誰なのか姿が見えなかった。

「誰だか知らないけど…助かった。」

ゆめとは仕方なく助けてくれた人を見捨ててアパートまで戻った。

戻る途中でさっき助けてくれた人に会った。

「見捨てるなんて…ひどいわね。」

「仕方がないだろ…こうするしかないんだから。」

「まぁ生きてたからいいけど…」

助けてくれた女の人はゆめとに付いていった。

アパートの前まで来るとゆめとは鉄パイプでゾンビをぶん殴りながら

真司がいる部屋ませ入っていった。

「ただいま…」

夢とが帰ってくると真司は安心した。

「おかえり…ところでその女の人は?」

「この人か…俺を助けてくれたんだ。」

「私は雪村(ゆきむら) 咲良(さくら)よ。」

「って同じ学校の…!」

「そうよ…多分あなたたちとは別のクラスかな。」

そう話すと咲良は椅子に座った。

ゆめとが冷凍庫に冷凍食品をしまおうとするとあることに気づいた。

「おい…動いてないぞ?」

「そんなわけないけど…本当だ。」

「人間がゾンビに変わったことによって…電力発電所が止まったのよ。」

「そうか…一応缶詰を持ってきておいてよかった。」

「私はそう言うことも考えて取ってきたわよ。」

そう言って咲良はスーパーから取ってきたものを見せた。

「すごいな…咲良は。」

「まぁね…それであなたたち2人だけ?」

「そうだけど…」

「そっか…」

咲良は落ち込んだ。

「それがどうかしたか?」

「私の友達…と逃げてたんだけど途中から逸れちゃって…」

「それはもう…ゾンビ化したとしか考えられないな。」

「やっぱりそうよね…」

そうため息をつくとゆめとは咲良の肩に手を乗せた。

「大丈夫だ…俺たちがいる。絶対お前の友達の分も生き延びよう。」

「そうよね…落ち込んでなんていられない!」

そう言って咲良は涙をふいた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ