10Vakzin スモークゾンビワクチン計画…
結衣菜はコインランドリーを目的地に車を走らせていた。
だが急にエンジンが切れてしまった。
「止まった?」
結衣菜はエンジンをかけようとするがエンジンはかからなかった。
「ガソリン切れ…」
「嘘だろ…」
そう言っているうちにゾンビたちが車の方へ押しおせてきた。
「やばい…どう脱出するか。」
そう考えているとゾンビたちが車のガラスを割った。
大ピンチの状態に陥ってしまった。
「ナイフだ…こう言う時のやつだろ!」
「あぁ…」
4人はナイフを取り出してゾンビたちを切り裂いた。
いちかばちかで車から抜け出すことができた。
ゆめとたちはコインランドリーまで歩きで行くことにした。
「ゆっくり歩け…」
「気づかれないように…」
4人は抜き足差し足忍び足でゆっくりと歩いていた。
「これじゃぁいつコインランドリーに着くか…もう俺がやってやる!」
そう言って塔矢は銃に研究所で手に入れたゾンビ専用B.B弾を入れて撃った。
するとそのB.B弾はゾンビの体を突き抜けていった。
「すげぇな…!」
塔矢は撃てるだけ撃ちまくった。
「早く行くぞ!」
「分かった…」
4人は走ってコインランドリーに行った。
しばらくしてコインランドリーのついてゆめとはエレベーターを出した。
「行こう…」
4人はエレベーターに乗って地下の研究所に行った。
研究所にゾンビ化した博士はどこにもいなかった。
「いないぞ…」
「なんでだろうな…」
「でも油断は禁物ですね…」
ゆめとたちはおそるおそる研究室に入った。
研究室にも博士はいなかった。
「いないな…」
「鍵かけとこう…」
そう言って真司は研究室の鍵を閉めて誰も入ってこられないようにした。
「やり方は…どうやるんだ。」
「これじゃないか?」
「それだ…」
塔矢はゆめとにスモークゾンビワクチンのマニュアルを渡した。
「なるほど…地下神殿にゾンビ全員を集めてそこで煙にワクチンを乗せてばら撒くのか…」
「地下神殿か…それならゾンビ全員入りそうだな…」
「でもこれ…ゾンビが全員集まるまでに3日もかかりますよ…」
「それでもやるしかない…」
そう言ってゆめとはパソコンに手を触れた。
マニュアルを見ながらその通りにキーボードを打った。
「ゾンビをまずは何で釣るんですかね…」
「未来型ウィルスだから…どう動くかとかも操作できるみたいだよ。」
「そんなウィルスがあるのか…」
「未来を主体としたゲームだからね。」
そう言いながらゆめとはキーボードを打っていった。
『スモークゾンビワクチンを起動させます。』
「よし出来た…これでゾンビたちは神殿に集まるはずだ。」
「すごいな…そんなことできんのか…」
「まぁね…パソコンなら得意だから。」
日本中のゾンビたちは近くの地下神殿に向かっていった。




