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3・3言動は大切に

若干の性描写が入ります。

R15の限度はどこだ・・・?

夢を見た。



あたしは、そよ風が髪を撫でるのを感じて

うっすらと目を開く。


ここは、野原?


夢だなぁこりゃ。

だって、さっきまであたしは研究所にいたし。


それに、何よりも

もう二度と会えないと思っていた人が、そこに、いるから。


「・・・お父さん。・・・幸花、さん。」


地球に置いて来た。私の居場所にはならなかった人達。

よりによって、、、なんで此処にいるかなあ


「なんで、此処に?ここは、あたしの大事な場所だよ?」


二人は応えない。


そう、大事な場所。

お母さんとあたしが遊んだ。最期の場所。


「今更だよねえ。あたし、二人の事なんてちょっぴり忘れちゃってた。」

あたしは、

お母さんを追い出そうとした貴方達と同じ事をしている


夢だからかな?

お父さんは応えない。

幸花さんは、昔っから無口だから応えないのかも、、


「懐かしいな、幸花さんとはマーガリンだっけ?それの奪い合いで終わったね。

あのね、もう正直どうでもいいと思ってるから、こんな風に穏やかに話せるんだ。

地球はあたしの居場所にはならなかったから。」


貴方達がお母さんを追い出した。憎しみなんてもういい。

だって、あたしはどっちにしろお母さんの仏壇に、もうお線香立てらんないし

いいや。もう。


「お父さんは、もう床下から出てこない?」


夢だから。

応えない。


「なんで、あたしはこんな夢を、、、?」

意味わかんない、いや、意味なんて無いのかな?


ぐるぐるぐるぐる考えてるうちに、

綺麗なこえが、耳に入った。


「喜代。」



幸花さん・・・?

もう随分と昔に呼ばれたっきりのあたしの名前。


「幸花、さん?」

「喜代殿。」


ハッと目を覚ますと、画面いっぱいにダンデの顔


えっと、どうやら、ええと。うん。


腕枕された状態にあった。


「お、おは、よ??」

・・・隊長!!ただいま心臓が!心臓がぁあ!!


「まだ、、、夜は明けてない。だ、だるくは、ないか?」

少し頬を染めながら聞いてくるダンデ


「あ、、、うん。平気。」

「そ、うか。。。うん。。。えっと、」


しーーーーーーーーーーーん



・・・。気まず!!!てか気恥ずかす!!


か、顔見れない、、、あっれー?なんかこんな感じなの??

ハーレ◯インとかだとなんか、もっと、なんだろう?あれ???


「「なんか違う。」」


偶然のハモりに、パッとお互いに顔を見合わせた。

「え、何が違うの?」

「こっちもお聞き願いたいな。」


「いや、あたしは別に?寝言?」

「どんな夢だ。そんな寝言を言う夢は。」

むかっ

なにさ、そんな呆れっ面して!


「だ、だったらダンデは!?どうなので御座いますでしょうか!??」

「敬語おかしい。ついでに喜代殿もおかしい。」


「uh?あれ、今かぎりなく馬鹿にされたよーうなあ?」

「悪いか?」むすっとしたダンデにピキッとキた。


態度でかくなってるーーーーーーー!!!


「ワイ!」

「喜ぶな。」

「わーいじゃねえよ!whyだよ!何なんで怒ってんの!?」


「怒ってない!」

「怒ってる!」

「喜代殿もだ!大体喜代殿は会った時からおかしいじゃないか!」

「ダンデもだ!常識馬鹿!ていうか女の子には優しくが常識じゃ!?」

「うるさい!常識なんてもういいんだ!」

そう叫ぶと両腕で目の辺りを覆った。



ちょっおま、ちょ、ちょまぁてよ。(キムタク風)


「ダンデが、キレた。」

「キレたって!そんなの!喜代殿が、いけないんじゃ、ないか、、、」

最後の方に連れて、だんだんと声が萎んでいく。


あれ?おかしいダンデの耳が犬っぽく見えるあれ?


「すっげえ緊張したし、これでいいのかなとか、嬉しかったし、

最初は理性ぶっ飛んでたけど、、、後になって、

ものすごい不安だった。もしも嫌がられてたら、下手、とか思われてたら、

ホント、どうしようとか思った。

で、なのに、さ。喜代殿は、しょうがないけど無邪気に眠って、

起きてからも平然としてるし、

なんか、俺だけ舞い上がって悩んで、馬鹿みたいだなって、、、」


・・・ダンデ。


「ダンデ。「ごめん。拗ねてた、だけです。」 」


ごめん。ともう一度つぶやいて、ダンデはうなだれれている。

犬耳は完全にしょぼしょぼですね。


ああ、なんか、もう、


「萌え。だよねえ。」

「は?」

顔をあげてガチで意味わからんと言う感じのダンデにあたしはまくし立てる。


「いや、いやいや普段なんかあんまり怒んないじゃん?ダンデ。

まあ怒られた時は、沈めたろか思たけどなんか理由聞いてさぁ。

いやーなんか甘えてくれたとか思ってさぁ、

なんかホントに心開いてくれた気がして、嬉しかった!」


ぽかーんとしていたダンデににっこりと笑いかけると、

見る見る内に耳まで真っ赤になる。


だ、ダンデ?そんな髪掻き毟ったら禿げるよ?(ワクワク)


「ぁぁああ!くそう!喜代殿それずるいぞ!!」

「え、なにが?」

「言わない。言ったら負ける。」

「意味不!?」


お、止まった?

「ダンデ?お、ちついた?」

「喜代殿。これだけ、お聞きしても宜しいですか?」

??なんか無茶苦茶真面目だ!

「え、うん。」



「良かった?」



「・・・何が?」

「ナニが。」

・・・ですよねー。この空気はそうですよねー



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


だんまりを決めこもうにも、

無茶苦茶、真剣な眼差しだし、、、うううっ


長い間の末、喜代は首を


縦に振った。



瞬間!喜代は動物的本能で危険を察知した!


ダンデ!?


「ふむ。そうか!良かった!やはり独りよがりはいけないしな!」

無邪気な笑顔を振りまいているダンデ


あれ?気のせいかな??


ホッ


「それ、でな、喜代殿、先ほどの喜代殿の発言でなんか、身体が、おかしいんだ。」

ムズムズする。。。


あの、恥ずかしがりながら言うけど、逆に色気が、うん。ダンデ?


ホッとしたのも束の間!?


「鎮めて、くれないか?」

いやてか、迫ってるー!

「沈めたろか!?あ。」

「そうか!」


ちがあああう!

ちょっと!ねえ!?迫るな、寄るな、

胸板押し付けんなぁああ!!


喜代17才♀。


自分の言葉は慎重に使おうと、心にちかいますた。


これからちとシリアスになっていくので

存分にいちゃこらしてもらいますたw

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