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3・2ここにいて。

アゼイリアさんと和解っていうか先生がグリア星に来た時に備えて色々と話をして

早、




数ヶ月。





あー、うん。何これぇえええ!!!?

なんにもならなかったーーー!!


そして、ダンデも目覚めねえ!!


うわわうわー

どうすんのダンデ。

年越したよ?おい。


今は研究所とかで目覚めるまで

療養中だ。


はあああ、、、

くそう。人肌が恋しい季節だからか!?

さみしくもしくもしくも無い!!


ダンデぇ目覚めてよおお(−_−#)



しかし、そんな事を考えてても、

日々は続き、埃は溜まり、


今日も変わらず掃除三昧です!


変わらずっていうか変えねえ。

星滅亡しても変えねえ。


鼻歌交じりにそんな決意をせっせと固めていると、

部屋の窓からツタと伝っておでこさんが入って来ました!


「おでこさん!」

「よ、久しぶり!届けモノだよー。」

「はいはい!ええと、なにかな?」


印鑑がなくてもいいって便利だなぁ。


のほほん。しかしスピーディーにダンボールを粉々にしていくと、


とある。手紙が入っておりました。


「手紙をダンボールにとか。。。えと、誰から?」

「んー。ま、読んでみ~。」


??

読むか。。


【拝啓。喜代殿。


ダンデリオンです。今、目が覚めました。


とにかく来てください。


やばい。季節感のズレがやばい。


とにかく早く来てくだ略】



「ドゥアーーーーンデーーーー!!!?」

え!?え!?目が覚めました!?

嘘マジで!?


よし。

いくぞう。


「はーい嬢ちゃん。現実みろー。箒に跨っても窓から垂直落下するだけだぞー。」

「止めないでくだせぇ。おでこさん!だってダンデが!」


「あせんなって。これから研究所までの船がやってくるから。」

むう。

まあいっか。


「あ、そういえば。クレマティスやローズさんには言ったんですか?」


「ああ、いや。こんな夜中だしな。

だけどあいつ嬢ちゃんの名前絶叫して研究所からここまで行くとかほざくからさ。

ちょっとアレをアレしたりして、手紙にさせた。」


アレかー。うん。ナニをナニしたの?おでこさん。


まだ無理させるわけにも行かないだろ☆

とウィンクかますおでこさんの頬にチラリと返り血らしいモノが見えました、、、


さて、お船が着いたので

いざゆかん!ダンデの元へ!


「なんかなー。嬢ちゃんが王子様になっちまってるなこりゃ。」

「へ?何が?」


そんなことをいいつつ、


研究所・着。


周りが真っ白な壁で囲われた研究所は、

ここが植物の星だと忘れさせるくらいに近代的だ。


「じゃ、ダンデは67番の部屋だ。ってもういねぇ・・・?」


廊下を全力で走り抜け、

67の部屋に辿り着いた。


はぁ、はぁ。。。

67、だ。どうしよう。

早く入らなきゃ。


銀色に光るドアノブに触れ、

そっと中に入っていった。


「・・・ダンデ?」


辺りは薄暗く。

一つのベッドが部屋の隅にあるだけである。


なんで。あれ?


、、間違えちゃったのかな。


来るの遅すぎて寝ちゃった?どうしよう

会いたいよ。

不安が膨らんで行く。


「っダンデ!「喜代殿。」」


ふわりと後ろから声がして、腕がまわってきた。


「・・・ダンデ。」

「喜代殿。・・・今、何月だ?」

「ここの・・・年の数え方わかんないけど。年越えた。」

なんでも無いような会話に嗚咽を堪えながら答える。

懐かしい、、、


本当に目覚めてくれたんだ、、、


お腹に廻った腕に沿っと自分の腕を置いた。


「そうか。。。じゃあ、新年明けましておめでとうございます!」


突如として見事な正座をしてお辞儀するダンデ。


えあ。え?え?え???

ちょ、おま、空気空気!

後ろから抱っこのラブラブ空気は!?


「新年の挨拶は最優先事項だ!これは常識だぞ喜代殿。」

ドキッパリーーーーー!!


「・・・明けましておめでとう。」

ああ、なんか振り回されている。。。

「ダンデ。今年もよろしく。」

「うむ!宜しくお願い致します。」

満面の笑み出たーーーー


思わずきゅんとしてしまった


赤くなった頬っぺたを気にしていると、

ふわっとダンデが笑って気配がして手の甲で頬っぺたを撫でた。


「うわぁお!?」

その冷たさに驚きました!

「ダンデ!?なにこ、れ。。。」


月灯りが出てきて、ダンデの肌が月に照らされてきた瞬間に見えたダンデの顔は、


青白くて、そして、その髪の毛は、真っ白になってしまっていた。


「・・・・っダンデ。顔色、が。」

「ん?ああ、月灯りのせいだろう。」

「髪が、、」

「元に戻ったんだ。元は銀色というか、白に近かったんだよ。」


嘘。だって、旅館のダンデは茶色だった。。。

「ダンデ。何があったの?ねぇ「喜代殿。」」


低くつぶやく声に、それ以上は聞けなくなる。

いや。ダメだ。ちゃんと聞け。あたし。


優しい光を帯びたダンデの目とあたしの目が重なった。


「ダンデ。」「喜代殿。」

笑える事に、

声も重なる。


何を、隠してるの?


それ以上は言わせないというかのように、

ダンデが唇を重ねて来る。


壁に押し付けられる形になった


「ん!ふっ、、、ダンっデ」

熱くなっていく体を必死で抑え、

ダンデの肩を押し返した。


「・・・喜代。」

やめてよ、そんな風に切なく見ないで。。。

「何が、、、あった、の。」


震える声でダンデを見据える。

ダンデは肩に置いてある喜代の手を

自分の手で握りしめる。


「何かはあった。けど、それを話す気は無い。」

「っなんでさ!!」

突っかかった隙に、また壁に押し付けられる。


「もう、なんだっていいじゃないか!!俺は、喜代がいてくれれば、それで、、、」

・・・何を言ってるの?

ねえ。


なんで話せないの?


「ダンデ、、、」


「ごめん。。喜代殿。今、その事は置いといて、、、。考えて、いたくない。」


「・・・うん。ゴメン。あたしも、しつこかった。。。」

辛そうなダンデにハッと目が覚めた

あたしはなんで、いつもこうかなぁ、、、


きっとローズさんだったら問い詰める事はしないで優しく受け止めてくれる。

おでこさんだったら、ただ撫でてくれる。

クレマティスだったら、何事も無かったかのように一緒に馬鹿やってくれる。


あたしは、、、血が上ると周りが見えない。

誰の声も聞こえない。

ただの、、、独りよがりだ。


「ゴメン。ごめんなさい。」

ポロポロと罪悪感で涙が落ちる。

「喜代殿。」

「ごめんっダンデ。あたし、、、どうしてっ良いのか、わかっな、い。」

「・・・うん。俺も。」

ふはっとダンデが苦笑している。

「何が、起きているのかも、わかんない、し。どうなっちゃう、の、かも。。。」


うん。と頷きながらダンデが抱きしめる。


その体温が、、、


「っなんで?ダンデ、なんで、こんなに、冷たい、の?」

温めるかのようにダンデの背中まわした腕を締め付けた。


ずくんと鼓動がはっきり聞こえた。

「・・・・じゃあ、喜代殿。」

より一層低い声でダンデが囁く。


「ん?」

ダンデのバスローブのような服で涙を拭き取ってから、

彼を見上げた


「喜代が、、温めて。」

瞬間。


静かな口調とは裏腹に、


噛み付くようなキスが降る。


「!?んむ、だ、ダンデ!?」

抗議の声を上げようとするが、

簡単に舌が舌で絡め取られる。


部屋には静かで性急な水音しか響かない。


やば、、、

足、振るえ、、、


「っはぁ喜代・・・喜代。」

鋭い眼光のダンデなんて、見たことないな、、、


ぼやけた頭でそんな事を考えていると

部屋の隅のベッドに横にさせられた。


しなだれかかったダンデの髪がくすぐったくて、

笑ってしまう。


「喜代。」

「何か、な?」

心臓が爆発しそうなのに、平気な声を出す。


「…俺のモノになってください。そんで、俺といて。。。」


返事を返す前に、ダンデの顔が首筋に埋められた。





















・・・すみません。懲りずに更新停滞!!!

そしてそれでも見捨てないでお気に入りしてくれている人、

見てくれている人!ありがとう!!!

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