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2・7彼女の来訪

リア姉さん登場


ここは王邸の談話室。


明るく楽しくおしゃべりする所。


・・・・・・・なのに、辺りは重い沈黙が漂っていた。


「・・・・なあ。ローズ」

絶えかねたハイドが口を開く。

「・・・・・なあに?」


「ホンットーーーーーに、来るのか?」

「当然。」

ローズがえ?なんでそんな事を?という顔をする。

それを見たハイドは苦虫を噛み潰した顔になった。


「お・ま・えなあ!今がどういう状況か分かってんのか!?

 緊急事態だよ!き・ん・きゅ・う!!!

 んな時にリアが来たらあいつまた療養生活戻りだぞ!!?」


そう、ずっと前にクレマティスを通じて彼女から手紙が来た。

そしてローズとアゼイリアは二人で都合を言い合い。


今日になった・・・・・・


「分かってるわよ。今日が王帝会議初日ってことくらい。」

ケロリとした顔のローズにハイドは青筋が浮かぶ。


むんずとローズの胸倉を掴む。

「!!?きゃあああ!!!なにすんのよ!乙女の胸に手を出すなんて!!!」

「うっせえ。お前の逞しい胸板に興味なんかねえよオカマ。」

「きいいいいい!見てらっしゃい!?そろそろ地球から留学生が帰ってくるんだから!

 そしたら性転換してやるんだからぁぁぁ!」


コンコンッ


ん?

二人は同時に扉を見た。

すると、やつれた喜代とランランと輝くダンデが入ってくる。

喜代の顔色がただならないのでローズは慌てた。

「まあ!キヨちゃん!?どうしたのよそんなにやつれて!!」

名前を呼ばれ、ピクリと肩を震わせた喜代はゆっくりと顔を上げ、


「X=12y=31・・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・・・うん。イカれてる!


「キヨちゃああああああん!?どうしたの、どうしちゃったのよ本当に!!」

「五月蝿いローズ。これは喜代殿の鍛錬の成果だ!素晴らしいだろう?」

よしよしと愛おし気に喜代の頭を撫でるダンデ。

しかしローズは

「素晴らしくないわよ!まともに会話すら出来ないじゃない!」

「ああ、喜代殿は今「大丈夫です」って言ったのだ。」

貴様にはなにが聞こえていた・・・・・?


「おーい。嬢ちゃん?だいじょうぶかー?」

「イオン性物質・・・」

「だめだなこりゃあ・・・しばらく寝かせておくか?」


!!!


そう提案したハイドは窓に何かの気配を感じる。


「おい伏せろぉ!!!!」


バリバリッガッシャアアアアァァァァン!!!!!!!


砕け散るガラス

喜代はその音で正気に戻り、

ダンデの腕の中で庇われながら何が起きたのか伺う。


・・・・・・・カボチャの馬車・・・・?


パリッ

ガラスの破片を踏みながら、黒い影が降りる。


それは顔を上げた。

銀の長髪に切れ長の眼の怖そうな男。


「・・・・。」

唖然とした空気の中その男は声を発した。

「アゼイリア様。着きました。ローズ邸で御座います。」

すっと男が手を差し伸べると、華奢な手がそれを取る。


!!!!!!!!!


出てきたその人に喜代は息を呑んだ。


すごくきれい・・・・・


白いヒールを履いた足をそろそろと下ろすアゼイリアさんは

金の短髪に透けてしまいそうな肌をしていた。

でもその眼はどこか翳っていて見ていると心がざわざわした。

そしてアゼイリアさんは眼を伏せる。


「・・・・・・修理代、出すわ。」


彼女が口を開いて始めの言葉は、それだった・・・・


かなり遅れました。。。。

すみません(スライディング土下座


けど!明日は必ずPCが壊れない限り投稿します!!

とりあえず、彼女が遂に来ました

これから波乱の予感・・・?

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