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1・始まりの変態
いらっしゃいませ
「ご・・うさん。」
黙々と箒で床を掃いていたら、そんな声が聞こえた。
きっとあの先生は「ご苦労さん」と言ったのだろう。ほんわりとココロが温かくなる。
喜代は箒を彼方に放り投げ先ほどの先生を見た。先生は輝いている。
・・・・なんて素敵な頭頂部・・・・
おもわずうっとりと輝く頭頂部とバーコードをみる。
眼の中には無論ハートマーク。
その視線に喜代の周りの人たちは2歩遠ざかるのは言わずもがな・・・
冬の廊下の温度も急激に下がった。
数分後掃除開始と共に喜代の意識は戻る。
「あ、はやくやろ。」
竹箒で華麗にホコリを絡め取っていく。
唐突だが、町山喜代は掃除好きである。・・・驚異的なまでに
それはもう掃除を理由に掃除の前の授業をすっぽかしたり、
集めたゴミ共を恋人を見るような目で見たりといわば掃除馬鹿。
そんな変人ともいえる(そうとしか言えねー)
喜代 17歳うら若き乙女のもう一つの特徴
喜代は禿げフェチだった。
またのお越しをお待ちしております(`_´)ゞ
この小説は本当に輝く頭部の先生に言われて浮かびましたw
ぼちぼちやってきます