八十六首目 西行寺幽々子
元の歌の詠み手:西行法師
幽々子のお父さんとも言われている有名人ですね。
西行寺幽々子
嘆けとて 桜はものを 思はする
かこちかほなる 我がなみだかな
~意味~
過去の記憶をさかのぼっても満開になったことのない西行妖。満開になれないその木を見ていると涙が顔を伝わって落ちていくのです。
霧雨魔理沙
「さくら、さくら」
博麗霊夢
「野山も里も」
霧雨魔理沙
「見渡す限り」
博麗霊夢
「霞か雲か」
霧雨魔理沙
「朝日に匂う」
博麗霊夢
「さくら、さくら」
霊夢&魔理沙
「花盛り~♪」
霧雨魔理沙
「これは平気なのか?権利的に」
博麗霊夢
「全然平気よ。著作権なんてとっくの昔に幻想入りよ」
霧雨魔理沙
「著作権が幻想入りしてたらここじゃアウトじゃねえか」
博麗霊夢
「……細かいことは気にしないの。そんなこと言ったら番外編の方が危ないわよ」
霧雨魔理沙
「確かに」
博麗霊夢
「チルノの時は本人もいたけど、『キャプテン・マリサの百短歌』なんて……」
霧雨魔理沙
「元々は村紗の歌なのにな」
博麗霊夢
「替え歌をやってる時点でかなり危険なのよ」
霧雨魔理沙
「まあ今のところ何も批判きてないからセーフなんだろ」
博麗霊夢
「批判するような人が来るほど人気ある訳じゃないし」
霧雨魔理沙
「それはいっちゃいけない」
博麗霊夢
「それじゃあいつもの」
霧雨魔理沙
「ところで霊夢」
博麗霊夢
「どうした魔理沙」
霧雨魔理沙
「このあたりも桜が咲き始めたな」
博麗霊夢
「話題が戻ったわね」
伊吹萃香
「花見の宴会の季節だねぇ」
霧雨魔理沙
「今年は旧都の鬼たちも呼ぶのか?」
伊吹萃香
「いいのかい?呼んじゃっても」
博麗霊夢
「ちょっと話を勝手に進めないでよ。第一、宴会場はどこかも決まってないのに」
霧雨魔理沙
「え、そんなの」
伊吹萃香
「博麗神社で決まりだろう?」
博麗霊夢
「ええー」
霧雨魔理沙
「というか他に場所がないじゃん」
博麗霊夢
「紅魔館は?」
霧雨魔理沙
「桜がない」
博麗霊夢
「白玉楼は?」
伊吹萃香
「普通の人間じゃ行けない」
博麗霊夢
「永遠亭」
霧雨魔理沙
「竹しか見えない」
博麗霊夢
「守矢神社」
伊吹萃香
「山登りが面倒」
博麗霊夢
「地霊d…」
霧雨魔理沙
「暗い」
博麗霊夢
「命れ」
伊吹萃香
「却下」
博麗霊夢
「ひどい!?最後理由無かったし!」
伊吹萃香
「というか…」
霧雨魔理沙
「なんかデジャヴ」
博麗霊夢
「もう好きにすればいいじゃない、知らないから」
西行法師
嘆けとて 月やはものを 思はする
かこちかほなる 我がなみだかな
ケータイで『ど』と打つだけで『どうした魔理沙』が候補に出てくるようになりました。
霧雨魔理沙
「さすが私」
博麗霊夢
「ねえ、『ところで霊夢』は?」
それがなぜか『ところで』しか出てこないんです。不思議ですね……。
博麗霊夢
「これは、差別よ!」
霧雨魔理沙
「まあまあ」