八十五首目 火焔猫燐
PV60000、ユニーク8000突破!
皆さん本当にありがとうございます!
火焔猫燐
夜燃すから 灼熱地獄は 明るくて
閨のひままで 照らし出したり
~意味~
灼熱地獄は夜も燃える。その炎の明るさで、旧都の家は照らし出されていたりするのです。
霧雨魔理沙
「灼熱地獄ってそんなにすごかったっけ?」
博麗霊夢
「ちょっとした比喩表現よ」
霧雨魔理沙
「地獄の仕事も大変なんだろうな」
博麗霊夢
「人を相手にしてるからね」
霧雨魔理沙
「死んでるけどな」
博麗霊夢
「裁かれる前の死人を運ぶ仕事はかなり楽そうなのにね」
霧雨魔理沙
「あれは小町だけかもしれないじゃないか。裏でほかの死神がフォローしてるのかも……」
博麗霊夢
「そんな歌があったようななかったような」
霧雨魔理沙
「ところで霊夢」
博麗霊夢
「どうした魔理沙」
霧雨魔理沙
「『隣の客はよく柿食う客だ』の客って何者だ?」
博麗霊夢
「どうでも良すぎる話題ね」
霧雨魔理沙
「これが気になって夜も眠れないんだぜ」
博麗霊夢
「うーん、確かに気になるかもね」
霧雨魔理沙
「論理的におかしい気もするんだ」
博麗霊夢
「視覚的に表現してみる?」
霧雨魔理沙
「でも私絵は上手くないぜ」
博麗霊夢
「たくさん魔法陣書いてるじゃない」
霧雨魔理沙
「例として描いてみてくれ」
博麗霊夢
「まったく……こんなんでどう?」
霧雨魔理沙
「いや、なんか違うような……」
博麗霊夢
「理論的には間違ってないはずよ」
霧雨魔理沙
「無理なのかな、やっぱり」
博麗霊夢
「さっぱりね……」
霧雨魔理沙
「絶対ついて来れてないぜ、読者の皆さん」
博麗霊夢
「そうね、ネタばらししましょうか」
霧雨魔理沙
「私たちはさっき別々に『ところで霊夢』と」
博麗霊夢
「『どうした魔理沙』のあいうえお作文をしながら話してたのよ」
霧雨魔理沙
「無意味なことこの上ないな」
博麗霊夢
「この上ないわね」
霧雨魔理沙
「そもそもこのパートは200字制限突破のための会話なのにな」
博麗霊夢
「初めの頃はびっくりするくらい短いわよ」
霧雨魔理沙
「今は1000字前後なんだぜ」
博麗霊夢
「もはやフルネームにする意味もないし」
霧雨魔理沙
「かと言って急に一文字にするのも変だし」
博麗霊夢
「そうこうしてるうちに1000字突破よ」
霧雨魔理沙
「今回はメタメタだったな」
博麗霊夢
「あれ?突破してない?」
俊恵法師
夜もすがら もの思ふころは 明けやらで
閨のひまさへ つれなかりけり
結論:1000字は突破しなかった。
ケータイで一気に打ち込めるのが1024字なんですが、改行除くと928字らしい。
おまけ
今回の歌の作者はお空の歌の作者の子供、ということで詠み手がお燐になりました。(親子関係ではないですが)
実はこの作者つながり、というのはたまに意識しています。誰も気づいてないでしょうし、自分でも忘れてますが。
これからもよろしくお願いします!