六首目 水橋ぱるすぃ
博麗霊夢
「さっきの歌、ちょっと表現がおかしいところがあったから直したらしいわ」
霧雨魔理沙
「やっぱり所詮は名無しなんだな」
博麗霊夢
「作者のニグラムから一言あるそうよ」
ニグラム
「はじめまして、ニグラムです」
博麗霊夢
「以上よ」
霧雨魔理沙
「えっ?挨拶しかしてないじゃん」
博麗霊夢
「『一言』って言わなかったかしら?」
霧雨魔理沙
「(霊夢ってS?)」
博麗霊夢
「さ、今日の歌にいくわよ」
水橋ぱるすぃ
待ちわびた わたしの橋に おく霜の
白きを見れば うらみぞましたる
~意味~
人を待ち続けるわたしは妖怪となってしまいました。この橋に降りた霜の白ささえもなぜか恨めしく感じられてくるのです。
博麗霊夢
「外の世界はもうすぐ受験シーズンなんですって」
霧雨魔理沙
「歌の話をしなくていいのか?」
博麗霊夢
「なんでこの一番寒い時期に朝早くから試験なんか受けないといけないんでしょうね」
霧雨魔理沙
「(あっまたスルーされた)確かに寒いのは嫌だな」
博麗霊夢
「まあ私たちには関係ないけどね」
水橋パルスィ
「私の歌については一言もないのね…他の歌が妬ましい…」
霧雨魔理沙
「お、お前らしくていい歌だと思うぞ!な、霊夢?」
博麗霊夢
「え、ええ!」
中納言家持
かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける