五十九首目 れみりあ・すかーれっと
れみりあ・すかーれっと
霧満ちて 館の夜に 永遠に
紅い幼き 月を見しかな
~意味~
紅い霧が満ちる夜、館から月を眺める。私は「永遠に紅い幼き月」、レミリア・スカーレット。
霧雨魔理沙
「紅霧異変か…」
博麗霊夢
「もうなんか懐かしくさえあるわね」
霧雨魔理沙
「あれから紅魔館はちょくちょく行くようになったな」
博麗霊夢
「特に大図書館にね」
霧雨魔理沙
「まあな」
博麗霊夢
「咲夜はあれ以来異変解決に協力してくれるようになったわね」
霧雨魔理沙
「強いんだよなー、咲夜」
博麗霊夢
「さて、どうする?」
霧雨魔理沙
「さあ、どうしよう?」
博麗霊夢
「じゃこの流れで行こか」
霧雨魔理沙
「なんだよ『じゃこ』って」
博麗霊夢
「揚げ足を取らないで欲しい」
霧雨魔理沙
「じゃあレミリアについて何か」
博麗霊夢
「高貴なる由緒正しき吸血鬼一族」
霧雨魔理沙
「それどっかで聞いたことある様な」
博麗霊夢
「はっきり思い出せないなら気のせい」
霧雨魔理沙
「なんか狐につままれたような感じだぜ」
博麗霊夢
「それを言うなら霧に包まれたような感じ」
霧雨魔理沙
「紅霧異変の首謀者だけにってことか、え?」
博麗霊夢
「とにかく吸血鬼って話よ。日光に弱いのよね」
霧雨魔理沙
「だから日傘を差してるのか。吸血鬼も面倒だな」
博麗霊夢
「日光に当たると蒸発してしまうという話らしいわ」
霧雨魔理沙
「そーなのかー。残念ながらお時間となってしまった」
博麗霊夢
「タイムリミットの12時ね、それにしても適当ね魔理沙」
霧雨魔理沙
「仕方ないだろう、もう54分なんだから。というわけで霊夢」
博麗霊夢
「それではまた次回お会いいたしましょう。ごきげんよう~」
赤染衛門
やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて
かたぶくまでの 月を見しかな
というわけで、『色シリーズ』の答え(?)は
「赤」染衛門でレミリア・「スカーレット」でした~
次回もお楽しみに!