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五十七首目 八雲紫

 八雲紫

めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に

 スキマに入りし 罪袋かな


~意味~

外の世界をフラフラしていたら、変な袋をかぶった男がやってくることがあるのだけれど、誰か分かる前にスキマに入れちゃってるのよね。


霧雨魔理沙

「紫っていつも外の世界をフラフラしてんのか」

博麗霊夢

「誰も見ないと思ったらそういうことなのかもね」

霧雨魔理沙

「本当につかみどころのない奴だよな」

博麗霊夢

「いろいろとうさんくさい人よね」

八雲紫

「好き放題言ってくれるわね」

霧雨魔理沙

「いたのか、紫」

博麗霊夢

「外の世界ってどんな感じなの?」

八雲紫

「かなり技術は進んでるみたいだけど、河童には負けてるわね」

霧雨魔理沙

「まあ、当然だな」

博麗霊夢

「あの…『罪袋』?ってどうしてるの?スキマに入れてるんでしょ?」

八雲紫

「さぁ?」

博麗霊夢

「え?」

霧雨魔理沙

「知らないのか?」

八雲紫

「スキマに適当に入れたものなんてどこに行ったか分かんないわよ」

博麗霊夢

「スキマの中ってどうなってんの?」

八雲紫

「広いわよ。とにかく広いわよ」

霧雨魔理沙

「あの目みたいなのは?」

八雲紫

「あれは『目』よ」

霧雨魔理沙

「それ説明になってないからな」

八雲紫

「あれは『目』、それ以上でもそれ以下でもないわ」

博麗霊夢

「なにそれ…」

霧雨魔理沙

「とにかく罪袋たちは行方不明、と」

八雲紫

「私が連れ去った人は向こうでは神隠しに会ったことにされてるらしいわ」

霧雨魔理沙

「へえ~」

八雲紫

「あ、思い出した。罪袋はね、お腹を空かせた妖怪に会った時にあげてるわ」

博麗霊夢

「へえ~」


 紫式部

めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に

 雲隠れにし 夜半の月かな

はい、ということで、

今回は『紫』つながりでした。


この色シリーズはもう一回出てくる予定ですので、お楽しみに~


博麗霊夢

「なんでちょくちょく前書きとかあとがきとかがあるの?」

霧雨魔理沙

「完全な作者の気まぐれだって」

博麗霊夢

「内容も毎回適当だし…」

霧雨魔理沙

「八雲のほかに色なんていたっけ?」

博麗霊夢

「あなたは白黒って呼ばれてるじゃない」

霧雨魔理沙

「そういうお前は紅白だな。そっち系なのか?色シリーズって」

博麗霊夢

「さあ?」


…どっちが本文だか分かんないですね、これじゃ。

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