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五十五首目 鍵山雛

そういえばPV30000アクセス突破しました!


博麗霊夢

「そういえばって何よ」

霧雨魔理沙

「活動報告では言ってたらしい」


これからもよろしくお願いします!

 鍵山雛

人の厄は たえることなく うまれども

 雛と流れて 私のもとへ


~意味~

人間、生きている限り何かと厄がついていくもの。そういう厄は雛人形と一緒に川に流してしまいなさい、それらを私が集めるから。


博麗霊夢

「ウチの雛飾り、見る?」

霧雨魔理沙

「今回はちゃんとあるんだろうな?」

博麗霊夢

「機織りの時は思いつきだったからなかったのよ」

霧雨魔理沙

「ふうん」

博麗霊夢

「雛飾りは早めに出して早めにしまえって言われなかった?」

霧雨魔理沙

「知らないな」

博麗霊夢

「あんまり出しっぱなしにしてるとお嫁に行くのが遅くなるんだって」

霧雨魔理沙

「…出さないのは?」

博麗霊夢

「論外ね」

霧雨魔理沙

「出すの面倒なんだよな…」

博麗霊夢

「出さないと人形がダメになるわよ」

霧雨魔理沙

「香霖のところに預けておくか」

博麗霊夢

「あの人ならちゃんとしてくれそうね」

霧雨魔理沙

「じゃ、お前のところの雛飾りを見に行こうか」


博麗霊夢

「こちらが博麗神社に代々伝わる雛人形で御座います」

霧雨魔理沙

「おお、これはこれは立派な」

博麗霊夢

「でしょ?」

霧雨魔理沙

「で、いつ流すんだ?」

博麗霊夢

「な、何言ってんの?」

霧雨魔理沙

「ああ、これ流さないタイプか」

博麗霊夢

「厄が付かなそうな格好してるでしょ?」

霧雨魔理沙

「まあ…言われてみれば、な。ところでまだ歌について一言も触れてないんだが」

博麗霊夢

「あの人の近くにいるとろくなことにならないわよ」

霧雨魔理沙

「根はいい奴なんだけどな」

博麗霊夢

「厄を払ってくれる神様なんだけどね」

霧雨魔理沙

「そもそも厄って何?」

博麗霊夢

「…知らない…」

霧雨魔理沙

「……」


 大納言公任

滝の音は たえて久しく なりぬれど

 名こそ流れて なほ聞こえけれ

3月3日のひな祭り。


初めは「雛」に気づかないで「姫」の輝夜にするつもりでした。

危なかった。まだまだ知識が浅いですね。


博麗霊夢

「もう日付変わって3月4日よ」


……あぁ、厄い。


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