五十首目 詠み死神知らず
詠み死神知らず
映姫様に お叱り受ける 小町さへ
長くもがなと 思ひけるかな
~意味~
映姫様のお叱りを受けているのは私の同僚、小野塚小町。あのお説教が長く続けばいいなあとか思ったり思わなかったり。
だって、彼女いつもサボってばかりなんですよ?叱られるのは当然。向こうが長引いてくれればこっちが短くなるというのもあるんですけどね。
霧雨魔理沙
「ほとんど愚痴だな」
博麗霊夢
「ものすごい長さね」
霧雨魔理沙
「愚痴はつきない物」
博麗霊夢
「これも愚痴かしら」
霧雨魔理沙
「なんの事だよ霊夢」
博麗霊夢
「コレしかないわよ」
霧雨魔理沙
「8文字縛りの事?」
博麗霊夢
「そのとおり大正解」
霧雨魔理沙
「あまり嬉しくない」
博麗霊夢
「で、いつ止めるの」
霧雨魔理沙
「次回には消えてる」
博麗霊夢
「今回は消えない?」
霧雨魔理沙
「きっと、おそらく」
博麗霊夢
「さて小町について」
霧雨魔理沙
「サボリ癖を直そう」
博麗霊夢
「どうやって直す?」
霧雨魔理沙
「監視員付けるとか」
博麗霊夢
「あそこは財政難よ」
霧雨魔理沙
「ここも財政難だな」
博麗霊夢
「もぅうるさいわね」
霧雨魔理沙
「じゃあ仕事増やす」
博麗霊夢
「死者を増やせと?」
霧雨魔理沙
「じゃお手上げだぜ」
博麗霊夢
「諦めるの早いわね」
霧雨魔理沙
「正直どうでもいい」
博麗霊夢
「それ言っちゃダメ」
霧雨魔理沙
「最後に一ついい?」
博麗霊夢
「いいわ霧雨魔理沙」
霧雨魔理沙
「フルネームやめろ」
博麗霊夢
「前回のしかえしよ」
霧雨魔理沙
「この死神の性別は」
博麗霊夢
「女性だったと思う」
霧雨魔理沙
「はっきりさせてよ」
博麗霊夢
「男口調っぽかった」
霧雨魔理沙
「書き言葉普通だが」
博麗霊夢
「書くのだけ丁寧?」
霧雨魔理沙
「まあ男勝りな女性」
博麗霊夢
「纏めればそうなる」
霧雨魔理沙
「小町と似てるな?」
博麗霊夢
「友だちなんでしょ」
霧雨魔理沙
「それではここまで」
博麗霊夢
「続きはまた次回!」
藤原義孝
君がため 惜しからざりし 命さへ
長くもがなと 思ひけるかな