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四十七首目 ぱちゅりー・のーれっじ

 ぱちゅりー・のーれっじ

図書館の 数冊欠けた 棚見るに

 姿は見えね 魔理沙来にけり


~意味~

私が司書を務める紅魔館の大図書館。ふと目を上げれば本棚に空間が。姿は確認出来てないけど、また魔理沙が本を盗って行ったのね。


霧雨魔理沙

「げっ」

博麗霊夢

「完全にバレてるわね」

霧雨魔理沙

「別に盗ってるわけじゃないんだぜ?」

博麗霊夢

「でも返してないんでしょ」

霧雨魔理沙

「読んだら返すつもりだよ」

博麗霊夢

「当たり前よ」

霧雨魔理沙

「そうだけどさ」

博麗霊夢

「借りた本、ちゃんと整理出来てるんでしょうね?」

霧雨魔理沙

「……もちろん、してあるに決まってんだろ」

博麗霊夢

「その間は何?」

霧雨魔理沙

「いや、気のせいだぜ?」

博麗霊夢

「整理してないでしょ」

霧雨魔理沙

「いや、どこに何があるかはわかってるぜ?」

博麗霊夢

「分かってるつもりで見つからなかったりするでしょ」

霧雨魔理沙

「はい」

博麗霊夢

「分かっててもすごい奥で取り出せなかったりするでしょ」

霧雨魔理沙

「はい」

博麗霊夢

「分かってるとかいう以前に足の踏み場がないでしょ」

霧雨魔理沙

「はい、でも魔法陣書けるくらいのスペースはあるぜ?」

博麗霊夢

「…それを整理できてないっていうのよ」

霧雨魔理沙

「ぐ…」

博麗霊夢

「地震が来たら終わるわよ。バラバラ~って」

霧雨魔理沙

「え~」

博麗霊夢

「早めに片付けなさいよ」

霧雨魔理沙

「そういう霊夢はどうなんだよ?」

博麗霊夢

「ウチはものがないから」

霧雨魔理沙

「参りました…」

博麗霊夢

「返せばいい話じゃない」

霧雨魔理沙

「いや、またいつか使うときがくるんじゃないかと思うと返せないんだよ」

博麗霊夢

「典型的な捨てられない人ね…」


 恵慶法師

八重むぐら 茂れる宿の さびしきに

 人こそ見えね 秋は来にけり

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