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四首目 れてぃ・ほわいとろっく
れてぃ・ほわいとろっく
ぬばたまの 黒幕名乗る 白岩の
力によりて 雪は降りつつ
〜意味〜
「くろまく」を名乗っておりますこの私、ほわいとろっく(白岩)の能力で、今年の冬も幻想郷には雪が降り続いているのです。
博麗霊夢
「『ぬばたまの黒』は枕詞ね、そして黒と白のコントラストが際立っているわね」
霧雨魔理沙
「あの妖怪にこんな文学的才能があったなんて…って、黒も白も色として使われてないじゃん」
博麗霊夢
「バレた?ちょっと真面目にしようと思ったんだけど」
霧雨魔理沙
「この小説に真面目を求めるのが間違いなんだよ」
博麗霊夢
「そもそもこれ小説かどうか怪しいわよね」
山部赤人
田子の浦に うちいでてみれば 白妙の
富士の高嶺に 雪は降りつつ