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四十六首目 村紗水蜜

 村紗水蜜

この海を わたる舟みな かぢをたえ

 ゆくへもしらぬ うらみなりけり


~意味~

私の海域を通ろうとする舟は全て転覆させて行方知れずにしてしまう毎日。同じように向かう先が分からないのが水難事故で亡くなった私のうらみなのだなあ。


霧雨魔理沙

「あんまりアイツらしくない歌だな」

博麗霊夢

「まだ白蓮に出会う前の話ね」

霧雨魔理沙

「『私の海域』ってどこだ?」

博麗霊夢

「日本海のどっからしいわよ」

霧雨魔理沙

「ふーん。それにしても幻想郷で船を見ることになるとは思わなかったよな」

博麗霊夢

「常識が通用しないのが幻想郷よ」

霧雨魔理沙

「でも山の奥に作られた幻想郷だぜ?」

博麗霊夢

「まあ、海沿いに作ったら絶対人目につくからね」

霧雨魔理沙

「そう考えると村紗ってかなり珍しい妖怪なんだな」

博麗霊夢

「ここでは、ね」

霧雨魔理沙

「それで船長なんだろ?」

博麗霊夢

「聖輦船の船長さんね」

霧雨魔理沙

「キャプテンムラサって響きがいいよな」

博麗霊夢

「それで?」

霧雨魔理沙

「キャプテンムラサとキャプテンマリサって似てない?」

博麗霊夢

「あんたじゃ船長なんて務まらないわよ」

霧雨魔理沙

「なにその否定的なコメント!?わかったよ、船長になってやるからな!パチュリーのところに行って本借りて来るぜ」

博麗霊夢

「あ、行っちゃった…」


 曾禰好忠

由良のとを わたる舟人 かぢをたえ

 ゆくへもしらぬ 恋の道かな


幻想郷に海はない。


当たり前なんですが、これに結構頭を悩ませたりしてます。海にまつわる歌が何首かあるんですよね。


他にも川≒三途の川とか山≒妖怪の山とか、ワンパターンになりがちなんで、気をつけていきたいなとは思っているのですが…


結論:幻想郷はせまい。


これからもよろしくお願いします!


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