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四十一首目 詠み兎知らず

 詠み兎知らず

うさぎてふ 我が名はまだき 立ちにけり

 人知れずこそ 尾も潜めしか


~意味~

私が兎であるという噂が早くも立ってしまったようです。人には分からないように尻尾も隠しているのに。


霧雨魔理沙

「これはウサギですか?」

博麗霊夢

「はい、月の兎です」

霧雨魔理沙

「これはてゐですか?」

博麗霊夢

「いいえ、因幡の友達です」

霧雨魔理沙

「これは続けますか?」

博麗霊夢

「はい、飽きるまで続きます」

霧雨魔理沙

「これはいたずらですか?」

博麗霊夢

「はい、てゐに対する挑戦です」

霧雨魔理沙

「それはなんですか?」

博麗霊夢

「はい、人里に人として紛れ込むのです」

霧雨魔理沙

「それはバレてますか?」

博麗霊夢

「いいえ、まだ噂です」

霧雨魔理沙

「それはホントですか?」

博麗霊夢

「いいえ、てゐの話です」

霧雨魔理沙

「これは続けますか?」

博麗霊夢

「はい、まだまだ続きます」

霧雨魔理沙

「これは短歌ですか?」

博麗霊夢

「いいえ、狂歌です」

霧雨魔理沙

「これは無理ですわ」

博麗霊夢

「はい?そうですか?」

霧雨魔理沙

「はい、そうです」

博麗霊夢

「これ、答える方が長くなりがちね。疲れたわ」

霧雨魔理沙

「イエスノー疑問文だけで質問し続けるのもキツいぜ?」

博麗霊夢

「一つ違うのあったわよね?さて、歌の内容についてよ」

霧雨魔理沙

「結局なんなんだよ、これ?」

博麗霊夢

「てゐ曰わくいたずら好きの友達がいて、現在人里に紛れてるらしいわ」

霧雨魔理沙

「てゐ曰わく、か…怪しさ満点だな」

博麗霊夢

「もし嘘だったら一人で二首入ることになっちゃうわね」

霧雨魔理沙

「なんでエイプリルフールじゃないのに疑わないといけないんだ…」


 壬生忠見

恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり

 人知れずこそ 思ひそめしか

~適当な感想~

四十首目と四十一首目は歌合で互角に戦ったことで有名です。

よく考えてみると、自分の恋をバラして戦ってたんですよね。

しかも負けた壬生忠見は体調が悪くなって亡くなってしまった…

今では考えられませんね…


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