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三十四首目 藤原妹紅

 藤原妹紅

誰をかも 知る人にせむ 蓬莱の

 姫も昔は 友ならなくに


~意味~

私はいったい誰を知り合いと言えば良いのだろうか。最近は仲良く(?)なってきた蓬莱山輝夜も昔は父の敵だと見なしてきた間柄だし…


霧雨魔理沙

「なんともコメントのしづらい歌だな」

博麗霊夢

「元の歌もそうだけど、こういう歌を見てると長生きも大変なのねって思えてくるわ」

霧雨魔理沙

「輝夜はまだいい方なんだろうな、永琳と一緒だし」

博麗霊夢

「さて、今度は太巻きを用意しました」

霧雨魔理沙

「なんだよ、まだ節分の話引っ張るのか」

博麗霊夢

「妹紅の話を引っ張っても気が滅入っちゃうでしょ」

霧雨魔理沙

「たしかにそうだけど」

博麗霊夢

「こちらは『恵方巻』と言って、その年の『恵方』を向いて食べると願いが叶うと言われているのでございます」

霧雨魔理沙

「おい口調変わりすぎだぞ」

博麗霊夢

「気にしない気にしない。

こちら食べる時のポイントといたしましては、一本食べ始めたら食べ終わるまで無言でいるということでございます」

霧雨魔理沙

「本当になんの真似だよ」

博麗霊夢

「この無言で食べている間に心の内で願い事を念じるのでございます。それではどうぞ召し上がれ」

霧雨魔理沙

「…要はしゃべらないで食べりゃいいんだろ」

博麗霊夢

「そうよ。今年の恵方は『南南東』だから、こっちね」

霧雨魔理沙

「そうか。じゃあ、」

霊夢&魔理沙

「「いただきます」」

博麗霊夢

「………」

霧雨魔理沙

「………」


霧雨魔理沙

「丸ごと一本食べるのって結構大変だな」

博麗霊夢

「あなたは何お願いしたの?」

霧雨魔理沙

「…あ!食べるのに夢中で忘れてた…」


 藤原興風

誰をかも 知る人にせむ 高砂の

 松も昔の 友ならなくに

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