33/115
三十首目 詠み魚知らず
詠み魚知らず
みずうみの やかたを建てし 異変より
紅月ばかり うきものはなし
~意味~
まったく、突然湖に館なんか建てやがって。館の主は「永遠に紅い幼き月」だかなんだか知らんが、あの吸血鬼はこの湖で一番浮いてるし、俺を憂鬱な気分にさせるんだ。
霧雨魔理沙
「誰だコイツは」
博麗霊夢
「魚よ。霧の湖にいたんですって」
霧雨魔理沙
「チルノか?」
博麗霊夢
「そう。あの子がその魚に聞いたら歌を詠んでくれたんだって」
霧雨魔理沙
「歌詠める魚とか、妖怪じゃねえか」
博麗霊夢
「自称『霧の湖の主』だとか」
霧雨魔理沙
「でも霧の湖の近くって昔からプリズムリバー邸があったよな?あれは気にならないのか?」
博麗霊夢
「さあ…?」
壬生忠岑
有明の つれなく見えし わかれより
あかつきばかり うきものはなし
いやあ、霧の湖の畔にプリズムリバー邸(廃洋館)があるなんて知らなかったですね。
感想お願いします。
「この歌が好き」とか「俺の好きなキャラクターがまだ出てきてないんだけど」とか、なんでも結構です。
まあキャラクターは全員出てきます。そうしないと百人にならないので…