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二十二首目 射命丸文
射命丸文
吹くかぜは 清く正しい 射命丸
記事は一番 速しと評判
〜意味〜
妖怪の山に風が吹く。伝統の幻想ブン屋、人呼んで「清く正しい射命丸」とは私のことです!毎日取材に励み、私の記事は情報の速さで幻想郷でも評判なんですよ♪文々。新聞、どうぞよろしくお願いします!
霧雨魔理沙
「思いっきり宣伝じゃん」
博麗霊夢
「広告料として少々納めていただいたわ」
霧雨魔理沙
「霊夢、これでいったいいくら稼ぐつもりだ?」
博麗霊夢
「え?稼げる時にはとことん稼ぐ女よ、私は。そもそもこれを始めたのだって金欠打開策のひとつとしてだし…」
霧雨魔理沙
「今明かされる衝撃の真実!百人一首の裏に隠された博麗神社の計略とは?」
博麗霊夢
「なんか記事の見出しでありそうね」
射命丸文
「書きましょうか?」
博麗霊夢
「いや、丁重にお断りしておくわ…」
文屋康秀
吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を あらしといふらむ
霧雨魔理沙
「ブン屋のやすひで?」
博麗霊夢
「『ふんやのやすひで』よ」