2 湖につきました
次の話ぐらいからはまた先になると思います
湖に無事到着!
思ったより時間がかかった。多分湖が遠かったのだ。
さて、水を飲もう。ジェットコースターで喉が余計にカラカラになったからな。
俺はそっと湖に口を付けた。
ゴクゴクゴク・・・
水が美味い!公害がないからかな。こりゃいいや。
プハ―――ッ。
水を飲み、水紋が収まってから姿を眺めた。
意外にも口には肉を切り裂くのに適しそうな鋭い歯がずらりと並んでいた。俺の顔、怖っ。
体長は2メートルといったところか。道理で視点が高いわけだ。
こいつは三畳紀後期とかにいたヘレラサウルスだな。
ドドドドドドドドド――――
ものすごい地響きが聞こえた。
森が揺れる。鳥?みたいなものが逃げていく。
何かが来るっッ!?
なんだなんだ!?いきなりメチャ強いボスキャラみたいなのが来るのか?こういうのは弱いのからが定番だろおおお!
地響きが近づいてくるぞ!ヤババババ・・・。
取り敢えず茂みに隠れよう。
さっと来た道をもどり、草の茂みに隠れる。必死に心を落ち着かせた。
そして、地響きの正体が遂に現れた。
巨大な体躯。頭の方には有名な襟飾りと角が二本!
そう、トリケラトプスである!
群れでやってきたようで、その後も続々とやってきた。
俺は感動した!生きた本物が目の前にいるんだあ!
どこぞの恐竜映画と似たことを内心で口走る。
俺は今肉食恐竜だから出ると驚いてしまうだろう。逃げていくか、攻撃してくるか分からん。むやみにでるのはよそう。
それにしても大迫力だなあ・・・。
あれ?今ヘレラサウルスがいるのになんでトリケラトプスがいるんだ?こいつは白亜紀にしかいないはずでは・・・。ま、どうでもいいか。
あ、子供がいるぞ!
小さい襟飾りと角を持つ、頼りなさそうなその雰囲気が可愛すぎるっ!
うっとりとした瞳で子供をジ――と眺めていると、いきなり腹が鳴った。
幸い外には聞こえていなかったようで、逃げる素振りはない。
ほっとした、そのとき。
突如、俺の視界が変わる。紅く、染まっていく。
決して出血したわけではない。空腹時に出てきた、生存本能がそうさせている。
そう考えるのは時間がかからなかった。
俺もトリケラトプスたちをうっとりと眺める目が、見る見るうちに獲物を狙う狩人のような紅く爛々としたものに変わっていく。
か、体の操作が効かない・・・?
徐々に立ち上がっていく、俺の体。トリケラトプスの群れは、何を感じ取ったのか、俺の方を向く。
<<タダイマカラ「竜ノ本能」ヲジッコウシマス>>
よくわからない低い男の声をききながら、喉をうならせて咆哮をあげ、牙とカギ爪を光らせて俺の体は茂みから飛び出した。
生存本能というのは狩りなどのことを指すのです。
トリケラトプスが・・・