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マザコン男と婚約破棄したい令嬢が魔法司書になったら、とんでもない才能を発揮して、そこで出会った小鳥付き美形司書に恋をする  作者: 藤谷 要


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第一話 魔法司書を目指します!

 魔法省の一室。

 飾りけのない最低限な調度品が置かれた部屋で、若い女性が椅子に腰掛けていた。


 彼女の名前はフィオナ。その顔つきは今はとても緊張している。


 淡い金色の長い髪は一つにまとめられ、シンプルな白いブラウスの上に紺色のテーラードジャケットをはおり、細い台形ロングスカートを着用している。


 フィオナの目の前には面接官三人が横に並んで座っている。

 みんなスーツ姿だ。


 テーブル越しに三人は淡々とした様子で彼女を観察している。

 その中の左端にいる一人が、非常に特徴的で気になっていた。


 レナード・セレストと名乗っていたその人は、やたら美形な若い男性だ。艶のある黒い短髪で、切れ長の目は、赤い色をしている。

 さらに、気になるのは彼の頭の上にいる存在だ。

 小さい鳥が、可愛らしく止まっているのだ。

 たまに首を傾げたり、動いたりしているので、置物ではない。


 思わず突っ込みを入れてしまいそうな状況だが、他の面接官たちは無反応だ。

 これは何か試されているのだろうか。

 同じように平静に振る舞えるかどうか。

 フィオナはそう考えて、他の人と同じように気づかないふりをする。


 彼はただ頭に可愛らしい小鳥を乗せながら、鋭い視線をフィオナに向けている。


「フィオナ・カサドラ嬢。あなたに質問です。魔法司書を希望とのことですが、その志望動機を教えてください」


 彼からの質問に彼女は膝の上で握っていた両手にきゅっと力を込める。


 そして、魔法司書を目指すことになった自分の過去を思い出しながら口を開いていた。


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