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醜悪の公女と氷の姫

後から、僕が知った事。


シャイルニアは、とにかく沙羅を虐めていたらしい。


気が利かなくて、鈍臭い。


女性のグループの中でもあるだろう?


頭も良くて、見た目も綺麗。


だけど、


とても、意地悪な女。


シャイルニアは、正にそう。で。


沙羅は、目立たなく、惨めな女。


虐める為に、奴隷として扱っていた。


僕が知ったのは、


シャイルニアが思っていた事とは、違かったって事。


城主は、


年齢の近い二人が、友達になればいいと考えていたって事


それは、シャイルニアにとって、怒りに火を付ける事になった。


顔は、綺麗なのに、心の中は、歪んでいた。


偏った親の愛情が、なせる技だ。


気が付いた僕は、爬虫類達に、囲まれていた。


大きなトカゲや、コウモリ達が、屋根の上に群がっている。


そう思っていたが、よく見ると、違う事に気がついた。


爬虫類。


確かにそうだ。


大きく分けると。


だけど、


よく見ると、


キューキュー鳴く、


この子達は、


ドラゴンの幼体だった。


どうして、こんなに?


僕は、痛む体を起こした。


「一体・・・なんなの?」


沙羅の柔な体は、悲鳴を上げていた。


こんな理由のない事が、続いていくのか。


沙羅は、異世界にいても、変わらない運命なのか。


ドラゴンの幼体達は、沙羅(僕)に異常に懐いていた。


何度も、こんな事が起こり、この子達だけが、沙羅を気にかけていたのか。


「大丈夫か?」


誰の声?


一瞬、僕は、部屋の外を伺った。


室内には、誰も、いない。


沙羅を心配する存在が、他にも、いるのか?


「ほら、こっちだよ」


キョロキョロする僕の顔を、引き寄せる手があった。


「嘘・・・だろう?」


僕は、声の主を見た。


「話せるんだ?」


話していたのは、目の前の周りより、一段と小さなドラゴンだった。


「僕は、話せるって、知っていたんじゃないのかい?」


「えっと・・・」


沙羅(僕)に、そんな能力があったのか。


「毎日、酷い扱いされているから・・・仕方がないね」


「君は、僕・・・いや、私の事を知っているの?」


「知っているよ。沙羅。何かあったのかい?僕らの事を忘れてしまったの?」


「少し、頭を打ったみたいなの。何が起きたのか、覚えていなくて。教えてくれる?」


その幼体のドラゴンは、カロンと言った。生まれたばかりの時に、ドラゴン狩りにあった。


沙羅には、その時に、助けられたらしい。


恩を返したくて、沙羅を探し出し、虐められているのを知ったらしい。


こうして、毎日、城の上で、沙羅の様子を伺っていたらしい。


沙羅にも、味方してくれる仲間が居たんだ。


僕は、少し、ほっとしていた。

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