表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートな異世界戦記  作者: sasurai
第一章 用意周到
9/29

第八話 百聞は一見に如かず


いきなり地震!?

やばいどうしよう!

こんな時は机の下に・・・。

ってここに机はネェェェェェ!!!


突然の事態にメタパニを食らったみたいに慌てる俺。

はたから見れば、逝っちゃってる人みたいに見えるだろう。

あれ?何か字が違うような?


揺れは一層ひどくなりもう立っているのも出来ないほどだった。

しかし、突如揺れは収まった。


はれ?

周りを見回す。

さっきまでの揺れが嘘のように周りの風景は静かだった。


(町の方は大丈夫かなー?)

震度は絶対に7位あった。これだけ大きかったら町にも被害が出ているはずだ。


町の方を見てみたが煙などは上がっていない様子。

視線を落とすとそこにはここに来るまでは無かった不自然な土のふくらみがあった。


何かアリ塚みたい。

竜也の頭の中には某ゲームで巨大なアリさんが巣穴からわんさか出てくるもの連想した。

そんなことを思っていると。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!


『地面が盛り上がっています。新しい巣穴です。破壊してください。』

無理です。俺はそこまで勇気ある某兵士さんじゃないんです。


土はどんどん盛り上がり二m位になったところで。


ズシャャャャァァァァン!!!


巨大なものが出てきた。

蟻ではなく。

それは一見超巨大な蛇みたいに見えたが。


「ミミズかよ!?」


それも滅茶大きい。いったい何メートルあるんだろう?

と。


ブシャャャャァァァァ!!!


空気の抜けたように口を開く。


ウワァ〰。グロッ!

そこにはイソギンチャクの如し触手がウニョウニョ。

正直これは気持ち悪くなる。


ブシャャャャァァァァ!!!


例の如く襲いかかってきました。

多分餌かなんかと思っているんだろうね。



さっきのカニと比べたら遅すぎるので難なく回避する。

そのまま巨大ミミズは地面に潜って行った。


あれー?何か嫌な予感するよ?

そういう予感は元来外れた試しがない。

急いで立っていた場所から離れると。


ズシャャャャァァァァン!!!


また、地面から現れた。

今のには流石に冷や汗が流れ落ちる。

もう少し動くのが遅れれば・・・。

ブルブル!!

恐ろしいので考えたくない。


なおも俺に愚直なまで突進してくる、巨大ミミズ。

いい加減よけるのにも飽きてきたので反撃開始。

刀を抜いて斬りかかる。


「オリャーーーー!!!」


ズバッ!


カニと違ってあっさり切れた。

いける。

そのままニ撃目を叩きこむ。

今度は思い切り力を入れる。


ズシャッ!!!!


さっきよりも深く切れた。

致命傷である。


ズドーーーン!!!


ミミズは倒した。


「ふー。に、二戦はさすがに堪える。」


最初はK.J。

次に大きなミミズ。

いきなり人外、それも大型の魔物2体の連戦はいくらなんでも疲れる。


同じようにミミズを材料庫に転移させた。


さて、帰るには飛翔魔法が一番なんだけど・・・。

なんか、異世界のお約束というかどうしても試してみたいことが。

とりあえずやってみた。


「アイ・キャン・フラァァァァイ!!!」

おおー!浮いてる浮いてる。


(この分だと他の魔法にも使えそうだ。)


ニヤニヤ笑いながら街の帰路に就いた。


余談だがこの魔法以外即席の魔法は出来なかったそうな。

しくしく。






「ただいまー!」

ギルドの扉を開け中に入る。気分は出張帰りのサラリーマン。


「お帰りなさい。」

リリスが出迎えてくれる。ヤーケン君はいない。


「討伐してきたよ。」


「それじゃ、討伐の証としてハサミを見せて。」

やっぱりハサミだったか。


「ごめん、ここじゃちょっと。」


「え?でも討伐してきたんでしょ?」


「うん、まあ。」

余計なものもいたが。


「あ。もしかしてハサミとって来るの忘れちゃったとか?」

というかどれを持ってくればいいか分からなかったので。


「いや、そうじゃなくて。丸々一体持ってきたんだけど、ここじゃ狭くて取り出せないんだよ。」

ギルドはそれなりに大きいがK.Jを出すには狭すぎるしね。


「・・・。えっと、何処にあるのかな?」


「信じてないね。」


「だって何処にも無いじゃない。」

まあ、確かに甲冑と武器を携帯しているだけだから仕方ないが。・・・そうだ!


「そうそう、クエスト以外の魔物って狩った場合どうすればいいんだ?」


「基本的に自由だよ。ギルドに売るもよし。鍛冶屋や研究者に持っていくのもよし。あ、でも一応ギルドでの報告はしておいてね。」

パッチリウィンクする。可愛い。


「こいつらっていくらで売れるかな?」


材料庫から数体の魔物の死骸を取り出して見せる。


「・・・。」

ありゃ?茫然としている。


「ね、ねぇ。これどかから出したの?」

何て説明しよう。


「俺の、魔法で閉まってあった場所から取り出しただけだよ?」


「うーん。そんな魔法聞いたことないなー?」

この世界にはそんなもの無いのか。気お付けよう


「そんなことよりこれどのくらい価値がある。」


適当に流して、話題を強引に戻す。


「鑑定はギルドのマスターがしているから、マスターに聞かないと。ちょっと待ってて。」


奥の方に引っ込むリリス。

五分くらいして、リリスと壮年の男性が出てきた。

彼がこのギルドのマスターらしい。


「お待たせしました。・・・。これが全てですか。」

やっぱりマスターも一瞬ポカーンとした。


「いえ、まだあります。でも、ここじゃこれぐらしか出せなくて。」


「分かりました。それでは裏庭の方にご案内します。このギルドよりも広いので全て出せるはずです。」

裏庭があんのか。何のために?


ついて行くと、そこには確かにギルドより広い裏庭があった。

早速出すことにした。


ドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバッ!!!


一気に出したので裏庭はすぐに満杯になった。

あのカニやミミズも出しておいた。


「それじゃ。鑑定お願いします。」


「は、はい。」

リリスにある程度聞いていたようだがそれでも驚きは隠せないようだ。


鑑定が終わるまでギルドの中に戻り一つの席に座って待っていた。


最近執筆スピードが落ちています。

でも、ちゃんと完成させますので温かい目で見てください。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ