表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートな異世界戦記  作者: sasurai
第一章 用意周到
6/29

第五話 傭兵とギルドと鎧と

相変わらず不定期で申し訳ないです。

昨日の内に風呂に入って防具庫を作り、その中にオールプレートアーマーを入れておいた。

自分で言うのも、何だが几帳面なとこ俺にあったんだなー。


眠って、久比ぶりに夢を見た。

夢の中で修業させられた。

夢から覚めた時は軽く落胆した。

『今までは全て夢』そういう淡い思いがあったが、現実は現実のままだった。


俺は顔を洗い朝食を食べた後部屋で準備をしていた。

鎧を付ける前に銃の状態を確認する。

実は、ステータスウィンドウの外側の色がそのまま対象の現状になりのだが、それはまた次の機会に知る。


異常がないことを確認した後、気付いた。


(この銃の弾って、予備無いよな?)


マガジンを抜いた。これを何とか複製したかったのだが仕方が分からない。

仕方なく、具現化能力で複製を作った。五つほど。さらに弾薬庫も新しく追加したのでそこにいれておいた。


甲冑に着替え、刀と小太刀を帯刀しメリケンサックを手にはめる。

実ははめるのに苦労した。全身金属で覆われているイメージで作ったので指の部分覆われていたからだ。


装備を整えた。この部屋には鏡がないのでその姿を自分の目で見れない。見ていたらもう少しまともな感じに出来ただろう。


「よし!忘れ物はないかな?」

そもそも荷物なんてこれ以外ないことに気づいて苦笑する。


「出発だ!」

部屋を出てしっかり鍵をかけた後町に出る。

女将さんは俺の姿を見て驚いていた。

そんなにこれって怖いのかな?

お金はその時に払っておいた。


この世界には全身を覆う甲冑なんて物は存在しないことを知らない竜也であった。

「ここが、ギルドか。」

目の前のギルドは傭兵ギルドでいかにもという感じのギルドがあった。妖精の尻尾とモンハンを組み合わせたような感じだ。


ここに来るまで大変だった。ギルドの場所が分からず人に聞こうともその甲冑のせいで皆殆どモーゼの如く人の波が割れた。

声をかけようとすればみんな逃げていくし、近寄ろうとしただけで戦々恐々していた。


仕方なく、そのまま耳に入ってくるささやき声の情報をもとにギルドを探した。


やっと、見つけたと思ったら。それは商業ギルドだった。郵便局に行ったら、間違えて市役所に来てしまった感じで恥ずかしかった。

そのギルドに入った時も。


「あの、すいま「きゃーーー!!」・・・。」

悲鳴を上げて窓口にいた人は叫び声をあげた。ひどい

その後、奥の方からお偉いさんが出てきて、自分の探しているギルドに最も近いのが傭兵ギルドということを教えてもらった。ついでに場所も教えてもらった。いい人だ。


てなわけで只今傭兵ギルドについてポカーンとしていたわけです。

ポカーンも一通り終わった後早速中に入ってみた。


店に入った途端シィンとなったが竜也は気にせずそのまま受付に行った。

受付には二人いて。一人が居眠りしていてもう一人が必死に起こそうとしていた。


「あのー?」


「あ、すいませんちょっと待ってくだ・・・さ・・い。」

受付の人も固まっていた。叫び声を上げなかったが、そのまま固まってしまった。そろそろ人間不信になりそうだ。


「ここに登録したいのですがどうしたらいいんですか?」

このまま、いつまでも固まっていそうだったので強引に切り出した。


「は、はいっ!ここここ、この用紙に、ササササイン、し、してく下さい!」

後半が噛みまくっている。渡された紙に自分の名前と性別、年齢などを記入していく。

その間も受付の人は緊張で汗ダラダラ。もう一人はグウすか。傭兵たちは相変わらず黙ったまんま。息苦しい。


「はい。」

書き終えた用紙を渡す。


「しししし、申請しますの、です少しおまおまお待ち下さい!リリス!リリス起きてくれ!!寝ている場合じゃない!!!」

隣の受付嬢を必死に起こしている


「ふわ、もうなにヤーケン君?」

お、やっと起きた。


「ぼぼ僕はこれからし申請に行ってくるからここ、この人のああ相手を・・・。」


「ふわーい、了解。」

そういうとこちらに向き直った。


「こんにちはー。」

どうもこの娘はユルキャラらしい。


「ちょっ!リリス!」

慌てて彼女の口を押さえる、・・・ヤ―ケンだったっけ?


「気にしないでいいよ。それより申請を早くね。」

こくこくと無言で頷いた後、奥の方に行った。


「登録にはどれくらいかかる?」


「そうねー、場合によるけど遅くとも一時間はかからないわ。」

この娘は俺を見ても怖がらないらしい。ここにきてようやくまともな人に。

あれ、目からポカリが。


「ねえねえー。君ってさー。」


「うん?」

ひとしきりポカリを流した後、俺は何でも答える気になった。


「魔物とかそいうの?」

Why?何故に?見れば傭兵さんたちも中には脂汗を流しているやつもいた。


「だって、そんな全身真っ黒な防具付けてる人いないよー?」

それで皆引いてたわけか。


「俺は、魔物じゃないよ。・・・ほら。」

頭の部分だけ脱いで見せる。


「あー、ホントだー。」

子供のように目を輝かせている。


被り直して他にこんな鎧は存在するのか聞いてみた。


「ないよー。こんな全身真っ黒なの。」

甲冑はこの世界には存在しないみたいだ


「じゃあー「おい」はい?」

後ろから声をかけられたので振り向くとそこには二mもある筋骨隆々の男がいた。


「てめーみたいなガキが来るところじゃねーんだよ、ここは。さっさと家に帰っておねんねでもしてな。」

いきなりな言われようだが別に取り合わない。


「こっちも生活がかかっていてね。用はそれだけ?」

挑発するように言ってやる。


「はんっ!そんな貧弱ななりでつとまるかよ。」

確かにあんたからみたら身長160程の俺は貧弱に見えるかもしんないけど。


「そんな無駄にでかい図体している人よりかはよっぽど役に立つよ?」

この一言で相手は完全に逆上した。


「こんの。糞ガキッ!!」

武器を手に襲いかかって来る。


「ま、待って。ギルド同士の決闘は禁止されているよ!」

さすがに慌てて辞めさせるように言うリリスだったがもう止まらない


「大丈夫だよ。俺はまだ登録してないし。」


襲いかかってきた傭兵以外の傭兵が心の中で突っ込んだ。


((((((((そういうことじゃねー!!))))))))


すいません、思いのほか話が長くなってしまいました。

でも、もう少し続きます。

チートは次にあります


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ