表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートな異世界戦記  作者: sasurai
第一章 用意周到
21/29

第十七話 チートに惹かれる者はチートになる

記念の話と少々かぶっているところがありますが気にしないでください。

その後は皆で残りを掃除した。

なれない体で色々失敗していたみたいだが何とかなったみたいだ。

終わった後、屋敷に改造(魔が付く)した。

屋敷の外壁をオルコンで錬成したり、敷地全域に神聖結界を張ったりして万が一のために備えた。

家の中にそれぞれ武器やトラップを隠したりもした。

ちょっとした忍者屋敷だ。

さらにガス、水道、電気のライフラインも充実させた。

現代とほぼ変わらない。


「竜也様、お茶のお代わりはいかがですか?」


十人が十人美青年と答える黒髪黒目の執事が優雅に聞いてきた。


「いや、もういいや。」


「畏まりました。」

凄いな。まだ、生まれたばかりなのに。


さて、こいつが誰なのか説明しないとな。

こいつは屋敷を管理しやすいように家に憑いている精霊だ。

名前はセレス。

普段は人に顕現して執事をしているが、緊急時には家に戻り侵入者や迎撃している。

まあ、人の状態でもオルコン製の全身甲冑で戦えるが。


「俺、誰に言ってんだろ?」


「?いかがいたしましたか?」


「何でもない・・・。」

やばい。何か電波的な物が・・・。


とりあえず屋敷の改造は一応終わった。

まだ、物足りない感じがするが、それはおいおい付け足していけばいいだろう。

コーヒーを飲み終えた後は風呂に入り汗を流しに向かった。





---------------------sideセレス------------------------

最初はただただ驚きました。

私が精霊として生み出されたのもありますが、それを人のみで作り出すことが一番驚きました。

しかし、話を聞いて納得しました。

まさか、神が世界を超えさせたとは。

「不運なんだか、幸運なんだか分からない。」とは竜也様談ですが。


「それは本人が決めるでしょうね。」


小さく頬笑み、夕食の準備を始めるセレス。


(今夜は竜也様に教えていただいたハンバーグを作りましょう。)


献立を決めて調理に取り掛かる。

竜也が作った調理器具や道具は魔法の応用と現代の物を使っている。

そのため料理の便利さは現代より遥かに便利なのだ。

今は、セレス一人が全員分作っているがティンダロス達に料理を教えた後は彼らに任せることにしてある。

今まで野良として生きてきた彼女らに楽しく生きてほしいと願う。


「・・・さて、出来ましたね。竜也様をお呼びしますか。」


「わー!!おいしそう!?」

おや?どうやら月光さんが臭いをかぎつけて来たようですね。


「ちょうどよかった。月光さん、竜也様にご夕食の用意が整ったと伝えてきて下さい。」


「うん!分かった!!」


厨房から出ていく彼女を見た後、食事を運んでいった。





---------------------side out------------------------

「は~。良い湯だなー。」

やっぱ日本人は風呂だよね!?


竜也がいる場所はローマ帝国のお風呂場のような巨大な浴場で、装飾や彫刻がふんだんに使われている。

また改造により二十四時間いつでもお湯が出てくるようにしといた。

しかもシャワーやサウナも付いている。

おまけに外には直に掘った温泉を使って露天風呂も作っておいた。

まさに至れり尽くせりである。


「さーて。サウナに行くか。」


腰にタオルを巻いてサウナに行こうと移動していた時。

風呂場のドアが開いた。


「あっ、ご主人様!?こんなところにいた!」

ちょ!?おま!?閉めて閉めて!!!


「げ月光!どうしたんだ!?」

俺は急いで風呂に飛び込んだ。この間約0.5秒。自分でもびっくりだ。


「セレスがね。ごゆうしょくのよういがととのったって言っていたよ。」

あれ?何か考えていた反応しないんですけど・・・。


「ご主人様早く来てね!」

扉を開けっ放しにして出て行っちゃった。


「何か慌てていたのがバカみたいだ。」


竜也はサウナを諦めて早々に風呂から上がった。

脱衣所で着替えて食堂に向かった。

もう、皆席に着いていた。

若干二名料理にくぎ付けで涎が垂れていた。

そんな光景に苦笑して竜也は席に着いた。


「「「「「「いただきます!」」」」」」


竜也はここに住む条件としていくつかの事項を出していた。

1.食事のときは全員そろって

2.お風呂は交代で

3.ティンダロス達の戦闘訓練は夜にする

4.あまり細かいことは気にしない

5.研究しているときは絶対に入らない

というものだ。

うん?

関係ないのが二つあるって?

まあ、気にするな後で説明するだろうし。

おれ、誰に向かって言ってんだろう?

やばい。

本格的に電波はいってんのかもしれない。


「あら?ご主事様、食べないのですか?」

不知火が心配そうな顔をして聞いてきた。


「いや、何でもない。うまそうだな。」

考えるのは後回しだ。今は飯でも食うか。


用意された料理に取り掛かる。

フォークやナイフだったため若干食いにくかったのは秘密だ。





さて。

夕食の後、彼女達を家の中でもっとも広い場所に案内した。

その部屋は元ダンスホールで装飾は何も施されていないが竜也は壁や柱をオルコン製にした。

また、訓練内容によってSFにありがちな仮想訓練みたいなこともできる。

かなりリアルに。


「それじゃ、始めようか。まずはそれぞれの調べるからじっとしていてくれ。」

別にエロイ意味では無い。服を脱がすこともしないし触診もしない。


ライブラでステータスを見てタイプを見極める。

竜也の武道は満遍なく育てるよりも体格、身長、精神面を参考に戦闘スタイルを決めていく。

魔法で目に見えないことも分かるなので楽チンだ。


「よし、解析完了。」


まとめるとこんな感じだ。

ケルベロスは完全な戦士タイプ。

攻撃力や防御力は高いがすばやさがいまいちだ。

重戦士タイプか?

使える魔法は自分の身体能力を上げるものだけ。

いくつか段階があるみたいだ。

技はまだない。

これから覚えるだろう。

特性としては「敵注目」、「一撃必中」等があった。

名前の通りなので説明はいらない。

ティンダロスはケルベロスと同じ戦士タイプだがすばやさが高い割に攻撃力、防御力は微妙。

おそらく格闘を主体にした軽い武器を使う戦士で軽快な動きで闘うのだろう。

魔法は妨害系が主で攪乱戦もできる。

特性は「見切り」、「隠密行動」、「状況把握」等。

これも説明不要。

不知火は魔法使いタイプ。

知力と魔法攻撃力・防御力は一番高い。

魔法は攻撃系全般使えるみたいだ。

特性は「詠唱時間短縮」、「魅了」。

最後は月光。

彼女も魔法使いタイプだが使える魔法は回復系と補助系。

あと召喚。

召喚が何なのか分からないが危険な物ではないと思う、多分。

特性は「念話(テレパス)」、「予測(フォルセック)」。

文句ないほどの支援キャラ。

彼女らの特技を伸ばせば足りない部分は十分補える。


「それじゃ、訓練内容を教えるぞ。」


どうもsasuraiです。

またまた新キャラ登場です。

一応彼らのステータスは一般人に比べれば若干チートがあります。

話の進み具合によってはパワーアップも考えております。

後々詳細なデータはまたの機会にします。

それでは、今回はこの辺で。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ