第十一話 リアル無知に腕輪
ちょこっと早めの投稿です。
ピヨピヨと小鳥が鳴いる音で目が覚めた。
起き上がってみると。
なんと、甲冑を着たままだった。
そして昨日のことを思い出して、一気に疲れた顔と溜息を出した。
「昨日はホントに大変だったなー・・・。」
何が大変だったのか。
それは割愛するが一部を言うと。
あるゲーム(読者の何人かは気付いているかもしれない)の追尾性の高いミサイル兵器。
この中に特殊なものがある。
それは、空に向けて撃った場合。
しばらくの間真っ直ぐ飛び続けるが、ある所まで行くとミサイルが分裂して地上に降り注ぐ。
この兵器に同じミサイル系の一度に複数発射する物を錬成したらどうなるか。
答えは簡単、雨あられのようにミサイルが降ってきた。
さらにこの兵器に最強のロケットランチャー(破壊力が規格外)を錬成したら。
正直に言ってイカロスがなかったら誤爆してた。
さらにいうなれば、あるアサルトライフルに弾が999発撃てるのがある。
これを、また錬成する。
といった具合に最後は『これ一つあるだけで国を落とせる兵器』をたくさん作ってしまった。
中にはあまりにも使えない兵器があったが、それは無次元空間で作った『危険物庫』の中に放り込んでおいた。
そうそう、弾や重量(軽い)、反動(同じく)、リロード時間などは特性でそのままにしておいた。
錬成で組み合わせた場合を考えてだ。
予備の武器も大量に作っておいた。
また何か思いついたときに作れるようにだ。
それに、弾薬の方は昨日の内に作っておいた。
割と大量に。
「ふー。」
昨日のこと思い出すのは後でにしよう。
まずは今日一日の予定を組むことにする。
最初は飯を食って、その後部屋にいったん入り支度をする。
次にギルドに行って、何か依頼ないか探す。
無いパターンも考えて色々模索する。
「ようし。じゃあ今日も一日がんばりますか!」
昨日の実験でハイテンションが抜けきっていないのに苦笑して顔を洗いに行こうとする。
あること気づいてしまった。
「なんてこった・・・。」
今日の一日のスケジュールをぶち壊してしまうことを。
「完璧複製でお金を作れるじゃないか!!!」
今まで気がつかなかったのが不思議なくらいだった。
「はぁ~。」
いきなり働く意欲を思い切り自分で無くしてしまって落胆した。
「よし。くよくよしてもいられない。お金を作ろう。」
ホント。自分で思うけど俺って立ち直りの早さギネス級じゃね?
くよくよしていた時間は30秒。
人類が驚嘆するのは間違いない。
とりあえず白金貨一万枚ほどコピーしとこう。
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラッ!!!
メダルゲームのコインみたく出て来た。
こうなるとお金のありがたみが全くない。
だが、これで資金の心配が無くなった。
(さてこれから何しようか?)
部屋の中でうろうろ。
「うーん?」
キュピーン!
その時歴史は動いた。
じゃなくて閃いた。
グ~~~~~~~。
・・・・・・。
「・・・。まずは飯を食おう。」
さしあたってすることが決まった。
飯を食べた後、竜也は町に出た。
食事をしながら今後の生活を考えていた。
「やっぱ家が必要だよな。」
近くにあるアクセサリーの出店の帽子を被ったおっちゃんに聞いてみた。
「ちょっと聞きたいんだが?」
「・・・一つ。」
「?」
「何か一つ買っていけ。それで答えてやる。」
まあ、それが普通だな。
「それじゃー・・・。これにする。」
金属製の腕輪にした。安そうだし。
「金貨一枚だ。」
バカ高い!
「た、高いんだねこの腕輪。」
というかゆうに半年は普通に暮らせる額だ。
「それは、カラストナの作品だ。高いのは当たり前だろう。」
どうやら何かお宝を当ててしまったようだ。いや、この場合はずれか?
「ほい。」
まあ、この位は良いか。
金貨一枚を渡す。
「ほう。これが偽物とは思わんのか?」
何か爆弾発言しなかったこの親父。
「偽物だった時は社会勉強の代金だと思うさ。」
マジで偽物でも、俺にとっちゃそんな大した損でもないし。
クックックッと笑う親父。
「剛毅な奴だな。安心しなそいつは正真正銘のカラストナの作品さ。」
本物のようだ。
「それで、聞きたいことってのは?」
やっと本題。
「実はこれから家を買おうと思っているんだけど。どこで買えばいいのか分からなくて。」
聞いてみると親父は少々唖然としていた。Why?
「・・・それを聞きに来ただけなのか?」
「そうだよ。」
「ふっ・・・。」
「?」
「はっはははははは!!!」
何か突然笑い出す。びっくりさせんな。
「情報屋に来て町に行けば簡単に手に入る情報を聞くとは。」
まだ、笑っているよ。ってか、情報屋?
「情報屋なのか?」
「そうだ、俺はこの町で情報屋を営んでいる。バレイス・クロッサーと言えば分かるか?」
「いんや、分からん。」
正直に答える。だって本当に分からないし。
「なるほど、最近入ったド田舎きた青年とはお前のことか。」
もうそこまで知っているのか。
「まあね。っていうか情報伝わるの早くないか?」
まだ3日位しかたっていない。
「情報屋は情報が命!些細な情報でもとっておくのさ。」
かっこいい。
「そういえば、どっちが副業?情報?それとも出店?」
「いや、どっちとも本業だ。出店はいい隠れ蓑だからな。」
そう言ってニンマリと笑うバレイス。逞しい。
「それで、家を買うんだったよな。それなら商業系ギルドに行くんだ。場所は・・・。」
ちゃんと教えてもらった。
「でもどうして商業ギルド何だ?建築とかそっち方面じゃないのか。」
至極当然の疑問だが。答えはすぐに帰ってきた。
「まあ、そう思っていても間違いじゃない。商業ギルドは文字道理商売を主にしている。建築ギルドは建築。つまり・・・。」
「家を建てるのが建築。それを売ったり紹介するのが商業ってこと。」
「その当理だ。中々物分かりいいな。」
常識が無いだけでバカではない。テストの成績も後ろから4分の1位だ。
「じゃあ、商業ギルドに行くか。ありがとな、バイレス。」
お礼を言う。
「礼はいいさ、また何か聞きたいことが出来たらまた来な。まけといてやるよ。」
いいね。利用するかは分からんが。
「ほんじゃ。」
竜也は出店を出て、商業ギルドに足を運んで行った。
どうも作者です。
最近厄介なレポートや課題があって中々執筆が進みません。
でもめげすにがんばります。
この小説を楽しみにしているみなさんがいるなら。
たとえ鬼のような怒涛の宿題ラッシュが来ようが。
戦場のど真ん中にいようが。
明日世界が終りになりそうでも執筆はやります。
なんだか題名が意味分からなくなってきた。




