2-3 くっ、私は最弱!(カウンセラー)
総務部長、あなたの社員を殴ってもいいですか?
邪神が入り込んで人を殴り倒し始めるような右手を抑えるのに精いっぱいな私でした
ごきげんよ
カウンセラーの世良です
私の答えを教えて上げます
そんな気持ちで一杯の私です
いえね鬱が酷い患者が来たのですよ
ですから説得中なのですが全然私の言うことを聞いてくれません
「私はカウンセラーで、医師ではないから、貴方に心療内科に行けと命令することはできません
ですが、今までの経験から今すぐに行くべきだと思います」
そう訴えかけるのですが患者が全然聞いてくれないのです
くっ、私は医療関係者の中で最弱、ですね(涙)
確実に鬱病だとわかる患者が目の前にいる
絶対に投薬しないと死ぬレベル
というかなんで生きているんですか?って感じです
吐き気がしてものが食べれない
頭痛がして眠れない
睡眠欲と食欲という三大欲求のうちの二つが欠けているというのに平気で生きています
・・・交通事故でお腹に穴が開いていて普通なら重体になるはずなのに平気で生きているどこかの主人公のようですね
そんな人間辞めますか?状態ですから必死になってメンタルクリニックに行くように言っています
ですが全然いうことを聞いてくれません
・・・一体なんの罪科があってこんな変な患者の相手をしないといけないんでしょう(涙)
頭痛が24時間して眠れない
吐き気が24時間絶え間なく続くので食べれない
目の下にクマができていて椅子に座っていても体に力が入らないのでふらふら揺れています
それなのになぜだか固くなに鬱になっていることを認めません
プライドが高いのか心療内科に行くことを拒絶しています
限られた30分の枠で説得するという無理ゲー
・・・会社さん、匙なげていいですかね(いやダメです@人事担当者)
というわけで心療内科への通院を提案して拒絶するというのが繰り返されました
そう提案です
カウンセラーは医師ではないので通院を強制できません
そして返ってきた返事は
「いやただの頭痛です」
・・・どうあっても自分が鬱だと認めたくないようです
ふっ、医療関係者の中で私は最弱(涙)
まあ仕方がありませんよね
自分が鬱病だと認めたくないのは当然です
まっとうな病気ではないというのが世の中の評価ですからね
あきらめたらそこで試合終了です
あの人、精神病んだんですって
公私ともにささやかれて信頼や信用が地に落ちます
いちど落ちた人間は二度と這い上がれないというのが日本での現実です
そりゃ全力で回避するというものです
・・・それなのに「うん」と言わせない私は世界で一番卑怯なお仕事をしているかもしれません
ちょっとまじめに話をしますね
今までカウンセリングで鬱を宣告したうちの99.89%の人が自分が鬱だということを否定しています
でもですね
普通なら即座に病院送りになることはありません
カウンセリングを数か月とか、数年とか続けていけば病院送りにはなりません
だって医者にいかないかわりに薬局で頭痛薬とか漢方とか買って飲めばいいんですもの
そして心療内科行きを回避した患者さんに感謝をされます
・・・本当の話ですよ
でも目の前の男性は違います
明らかに病院送り案件
なんで生きているんですか?!ってびっくりするほどひどいです
素人でもわかるほど危ない状態
そんな人を鬱だと認めさせるだけの簡単(でない)お仕事です
・・・無理ゲーすぎるので泣いてもいいですか(涙)
っていうかもう患者がひどすぎます
ですから最初の話になります
・・・もう殴ってでも心療内科に連れていきたい気持ちで一杯です
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私の答えを教えて上げます
元ネタは日曜の朝の女児向けのアニメです
「さあ迷宮にいざないましょう」
のセリフだけで一週間生きていけます
交通事故でお腹に穴が開いていて普通なら重体になるはずなのに平気で生きているどこかの主人公
軽井沢でシンドロームな話です
一時期、一日に10回くらい読み返していましたね
私の身体はあの本でできていると言っても過言ではないと思います




