2-11 20年ぶりの『のりと玉子のふりかけ』は美味かった(料理回)
ドラッグストアの薬剤室で薬を買って家に帰ると20時を過ぎていた
いや21時と言っても過言ではないかもしれん
今日は大変な一日だった
カウンセリングを受けたのが14時
医務室の看護師が電話を掛け捲って心療内科を探し終えたのが16時
心療内科についたのが18時半
カウンセリングが終わったのが19時
薬局に行って調剤して貰って帰ると20時を大幅に過ぎていた
もうヘトヘトだ
頭痛が酷くて死にそうなうえに知らない人間と一杯喋ったのだ
そりゃ精神的にも肉体的にもヘトヘトになるだろう
最後は気力と根性だけで家に帰って来たね
なにせあの人も子供も助けてくれないからな
でもまだまだ終わらない
薬を飲まないといけないんだ
薬を飲むと頭痛がなくなるはず
そして眠ることができるはず
その一縷の希望に縋って生きているのが現状だ
・・・どんだけ酷い状態なんだと言いたい
もっとも愚痴っていても誰も助けてはくれない
薬を飲むには何かを食べないといけないんだが頑張るしかない
でももう何もする気がない
だからふりかけご飯一択にした
電子ジャーからご飯をよそう
そしてふりかけを掛ける
もちろん『のりと玉子のふりかけ』だ
ドラッグストアで薬を受け取るまでの待ち時間の間に買っておいたのだ
ちなみにご飯は大量に炊いておいてある
頭痛がちょっとだけ良くなった日曜に炊いておいたのだ
10合炊いたので1週間はもつはず
なお家には『ふりかけ』はなかった
あの人が存在自体を認めないからである
あれは1万年と2千年前のこと、ではなく、20年くらい前のことだった
結婚した当時、一緒に買い物に行っていた
・・・あの頃はラブラブだったな
スーパーでふりかけがあたので買い物かごに入れようとしたんだよ
そうしたらボロクソに怒鳴られた
「そんなもの買うんじゃない」
どうやら
『自分がきちんとおかずを作っているのでそんなものの出番はない』
と言いたいらしい
「そんなのは料理を作っている私への冒涜だ」
とも言われたっけ
言わせてもらうと結婚するまで料理をしたことがなかった『子供部屋おばさん』の料理の腕は小学生の調理実習並みでした
3時間くらいかけて料理本を見ながら作った料理は正直言っておかず単品ならばちょうど良い味だった
だけどごはんと一緒に食べるとちょっと、いや大分味が薄かった
そして
「味が薄い」
などと言おうものなら顔を真っ赤にして烈火のごとく怒鳴り散らされた
思わずふりかけを買おうとしたボクは悪くないはず
・・・もうすでにこの頃から結婚生活は破綻していたんだな(涙)
とここで酷い頭痛に見舞われた
過去の嫌な事というかあの人のことを思い出したからだ
当時は言えなかったけどな
新婚でラブラブ(笑)だったから
多少のバカはスパイスです
そう言う事なのだろう
冷静に分析したことが悪かったのかさらに頭痛が酷くなった
指数関数的に増大する頭痛
まさにGNドライブのツインドライブ並み
まじでシャレにならんわ!
冷静に分析するというか、あの人の事を考えないようにすればいのは判っている
でも頭に浮かんでくるのだから仕方がない
これを専門用語ではフラッシュバックと言う
つまり意思や根性ではどうしようもない状態
なんであんなのと結婚しちゃったんだろう
思わず思ってしまった




