表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

43/185

決戦 前編




僧侶が召喚された悪魔をディスペルで対応すると、コボルト王は攻撃魔法の詠唱を始めた。


戦士と魔剣は、目の前の護衛の相手で手一杯である。王の詠唱を阻害したいが、動けなかった。

ここはスカウトが動くとベストであったが、彼は後方で待機したままだった。


魔法使いが対魔法用の障壁を展開した。


障壁により威力を弱められた王の魔法は、パーティーの中心で炸裂した。


ライナー系魔法の様で、火傷や行動鈍化などの状態異常はなかった。


ディスペルを完了した僧侶は、すぐに継続治癒する回復魔法を詠唱し始めた。


以前も使われた魔法だが、簡単に言えばリジェネレーション効果の魔法だ。

徐々にHPが回復するという魔法だ。


コボルト王は回復役に動かれるとやっかいだと判断したのか、再度召喚魔法を詠唱し始めた。


魔法使いが護衛に向かって状態異常魔法を使うが、魔法を無効化されてしまったようだ。


僧侶がまたディスペルに入る。


それを見た王は、別の魔法の詠唱を開始した。


魔法使いは援護を確実にするため、魔法無効化能力を低下する魔法を詠唱した。


護衛の魔法無効化能力が低下したが、僅かである。


そのとき、王の魔法が戦士に炸裂した。


戦士「うぐっ!」


戦士を眩暈が襲った。


戦士「毒!?」


戦士の態勢が崩れた。そこを護衛が追い打ちをかけた。


僧侶は毒をどうにかしなければ、戦士が動けないことを理解していたが、体力の回復も必要であることがわかった。

体力回復魔法を優先し、戦士に掛けた。

リジェネ魔法との相乗効果で、効果は出ていたが、毒が相当強いようで、すぐにまた膝をついてしまった。


魔法使いは対魔法障壁の魔法を重ね掛けし始めた。


戦士「くっ」


膝をつく戦士に、護衛の一撃が振り下ろされた。


絶命かと思われたそのとき、護衛の態勢が少し崩れ、致命傷を避けることに成功した。

隣で戦っていた魔剣が、魔法無効化されにくいライナー系魔法で護衛に援護射撃をしたのだった。

そしてすぐに魔剣は、自分の担当する護衛との戦いに戻った。

僧侶は体力回復魔法をかけようとしたが、その瞬間、戦士が倒れた。


僧侶「!!」


僧侶はしまった!と思ったが手遅れだった。致命傷はさけたが、毒によりやられてしまったようだ。


戦士を倒した護衛は、後衛に向かってきた。


スカウトが対応する。


魔剣と魔法使いの2人で護衛1体を相手し、スカウトがもう1体に対応する形になった。


王はフリーになってしまっている。


僧侶がスリッパの使い時かと思ったその時、ドアから何かが入ってきた。


僧侶は兵が戻ってきたかと思い、スリッパを取り出した。


すると声が聞こえた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ