情報収集
戦士「王城について、情報収集してから再開しませんか?」
スカウト「明日は休息日だし、ちょうどいいな」
僧侶「今日はダンジョン帰りなので、明日なら賛成です」
戦士「では、明日情報収集に出ましょう」
そういうと一行は宿で整理をし、いつもの食事処へ向かった。
そして休息日の宿にて
戦士「まずはギルドですかね」
スカウト「そうだな。勲章もあるし、大分いい情報が期待できるな」
皆でギルドに向かって移動を開始した。
ギルドに到着した一行は、飲み物を奢りながら、情報提供を求めた。
王城内部にあるワープステーションが鍵だろうことはわかった。そのワープステーションのドアが開かなくて先に進めないこと、それ以外の部屋はとくに何もみつからなかったこともわかった。
スカウト「やあ、王城について聞きたいんだが、何か知ってるか?」
パーティーで固まって話をしていた一団のリーダーらしき人物に声をかけた。
冒険者1「ああ、攻略中だがな」
冒険者2「この甘味を奢ってくれるなら、教えてもいいかなー」
冒険者3「俺はこいつが欲しいな」
スカウト「人数が多いと出費がいてぇな。ワープステーションについて知りたいんだが」
冒険者1「それなら使っているぜ。この回答なら奢ってもらえるかな?」
スカウトは了承すると、会話が再開した。
冒険者1「あんたらはどれくらい攻略してるんだ?」
魔剣「王城入口にたどり着いたところだ」
冒険者2「なーんだ。それじゃ私達は有益な情報を得られそうにないわね」
冒険者3「あそこは区画が分かれていて、ワープステーションを使わないと、移動できんぞ」
スカウト「らしいな」
冒険者1「今は俺らも飛んだ先を探索中だ」
魔剣「ワープステーションに入れないって聞いたんだが?」
冒険者3「あー、ワープステーションだが、入るにはこんなアイテムが必要だったぞ」
そういうとカードキーをピラピラさせてきた。
スカウト「板?」
冒険者3「ミスギル製のな」
僧侶「ミスギル製なのか」
冒険者1「ああ、最初は遺物として処理しようとしたんだが、偶然こいつを使ってみたら入れたッてワケよ」
スカウト「じゃあ、同じものを見つけないといけないな。あるとも限らないが」
冒険者3「いや、ワープステーションを見る限り、ほかにもこの板はありそうだぜ」
スカウト「どういうことだ?」
冒険者1「複数人が利用できるように、説明書きがあったからな。おそらく板もほかにあるだろう」
スカウト「そうか。助かったぜ」
冒険者2「また何か聞きたかったら、いらっしゃいな」
一行は自席に戻ってきた。
魔剣「さて、あの板が必要なようだが、どこにあるのやら」
スカウト「まずはそいつを探すのが先か」
僧侶「めんどくさいことになってますねえ」
魔法使い「転移の魔法習得まで、あと少しだからがんばろー」
僧侶「おお、それは頼もしい」
魔剣「そうなれば移動が楽になりますな」
戦士「とりあえず情報は揃ったようだから、あとの時間は各自で過ごしてくれ」
魔法使い「訓練場行ってくるねー」
そういうと魔法使いはギルドから出ていった。
戦士「僧侶さんはいかなくていいの?」
僧侶「ええ、今回は行かなくてよさそうです」
戦士「じゃあ、宿にもどりますか」
一行はギルドをあとにし、宿へ向かった。