表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

25/183

食事処にて

食事処

冒険者1「あんたらよく見かけるな」


食事をするパーティーの元に冒険者が訪ねてきた。


魔剣「ああ、お気に入りなんでな」


冒険者1「そうかい、俺たちもだぜ」


冒険者2「あなたたちを地下9階で見たのよ」


スカウト「ほう」


冒険者2「私たちは違う地方からここに来たんだけど、地下深くに行くほど闇の宝珠の力が強くて、

地下種が強くなるのは同じみたいだね」


僧侶「そうですね、地下に行くほど強くなっていますね」


冒険者1「どの地方でも地下深くなら宝珠の力が強くなるって、不思議じゃねーか?」


スカウト「どういうことだ?」


冒険者2「だって、ダンジョンの王が宝珠を護ってるんでしょう?だったら地下のある一点から力が放出されていることになるよね?」


スカウト「そうだろうな」


冒険者1「だったら、違う地方の地下でも強いのはおかしくねーかと思ってな」


冒険者2「そこに気づいて情報収集に切り替えたのよ、私たち」


魔剣「ほか地方のことを知らない俺たちには、考えつかなかった内容だな」


僧侶「なぜそんな話をしたんです?」


冒険者1「地下下層で見かけたってのと、ここをよく利用するナカマってのが理由かな」


魔法使い「なかま?」


冒険者2「いつもあんたたち言ってるじゃない。塩の利いた肉はたまらーんって」


冒険者1「俺たちも同じ理由だったんだよ」


そう言うと冒険者1は親指で自分たちの後ろのテーブルを指した。

そこには彼らの仲間が肉に食いついていた。


スカウト「なるほどな」


僧侶「なにかわかったら、お知らせしますよ。ここにいればね」


冒険者1「ありがてぇな。頼むぜ」


冒険者2「あ、あの人たちも来たよ。話に行こうか」


冒険者1「お、よし行くぞ。あんたらはゆっくり楽しんでくれ、またな」


そういうと手を挙げて挨拶し、今店に入ってきた冒険者のパーティーの元へ歩いて行った。


魔法使い「確かにどこの地方でも地下だと強いって変ね」


魔剣「宝珠はたくさんあるのかもな」


戦士「それじゃあ、1つ持って帰っても浄化は終わらないじゃないか」


スカウト「だよな。でも各地に拠点のある大聖堂がそれを知らないとは思えないな」


僧侶「となると、1つしかないけど、闇の宝珠特有の特殊能力なのかな」


スカウト「考えても答えは出ないな。まあ今気にすることじゃない、放っておくか」


そういうとまた肉に手を伸ばした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ