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普通に生きたい僕であった  作者: 上鍵心之輔
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「146、147、148…」6人は、汗をかき、息を切らしながらもまだ止めていなかった…そうでもなかった。

「何で安保木は全く疲れてないんだよ!お前に運動神経はいったいどうなってるんだ!」と、雲藤は安保木に向かって叫んでいた。

「ん?んー、まあ、さあ。」安保木はもう150怪にたどり着いているのに、疲れを全く見せなかった。

「さあってなんだ!さあって!#*@%#!!!」雲藤はだいぶ疲れていた。多分もう170ほどで力尽きるだろう。

まあまあまあ、別に喧嘩は予想よ。」と、新説なだめようとすると、逆効果になった。

「喧嘩はしていなーい!」それを見ている先生はまるでやらせろという顔で見学していた。

「仕方ないか…」僕は数えながらも小声で言い、手を鳴らした。

パチーン! これは僕の超能力の一つ。誰かのつかれ、体調、記憶、知識など、あらゆる事を他の人に受け渡す超能力だ。

今回は雲藤の3\1の疲れを安保木に渡した。

これで安保木も疲れるだろう…え? 安保木はほんの少し汗を流しただけで、終わっていた。

おいおい冗談だろう。もう164回飛んでんのに雲藤の3\1まで渡されても少し汗が出てくるぐらいで終わるんかい!

僕は完全に安保木のことが変に思えるようになった。

それから数分後、ついに230までたどり着いた。

どうやら安保木、雲藤が残っていた。

どうやら僕が疲れを3\1消したおかげで、もう少しの間は続けることができたらしい。

「負けるなー!」「がんばれー!」みんなは雲藤の方を励ましていたが、明らかに安保木が勝つように見えた。

「みんな、楽しそうですね。」市川さんがノートを掲げてきた。

どこから取り出した! すぐにずっと自分の横にあったと気づき、少し自分が馬鹿だったとオンとてしまう僕であった。

「うおー!」雲藤は気合をあげて、頑張っているが、安保木はまるで始めたばかりのように、軽々と飛んでいた。

「260、261、262、263、264、265、266、267、268」 まだ2人は続いていると、ついに雲藤が倒れかけた。

「う、うわー!」そこへ、ある運がやってきた。

安保木が足をひもに当ててしまい、止まったのだ。

こけた後、雲藤は「よっしゃー!勝ったぞー!」と喜んでいた。

「いや、一瞬のことでしょ…」僕は少しあきれながらも、市川さんから縄跳びを渡してもらい、始めた。

まあ、150回ほどで終わるか。と思い、やっていると、140回になった。

や、やばい… 僕は、1人になっていた。ずっと風るのに集中しすぎて周りの人たちがぽろぽろと落ちているのに気が付かなかった。

すると、そこら辺から、がんばれーとか、できるだけやれー!と聞こえてきた。それを聞き、僕は焦った。

僕は仕方なく、150回を超えてしまった。

僕は簡単なことなら絶対に断れない性格だった。

すると、古見がこう叫んできた。「200を超えろー!」それに反応して、僕は200ぴったりで終わった。

僕はなぜか古見の願い事だけは簡単に断れるのだ。幼なじみだからかもしれない。もしかすると、僕の本能的なものがそう考えたのかもしれない、だが、なぜか簡単に何でも断れるのだ。

終わると、古見に怒られまくった。「何で200を超えなかったんだー!」

「疲れたんだからいいじゃん。」僕は悪の笑い顔になりながら、真っ赤な嘘をついた。

「な、何で僕だけ…」古見は最低なショックを受けていた。

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