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普通に生きたい僕であった  作者: 上鍵心之輔
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5

「えー!?何で一日目から!?!」

一番驚いていたのは古見だ。

彼女は多分この学校で一番運動神経ダメダメの人だ。

しかし、一人とても喜んでいる人がいた。

「よっしゃー!みんなも頑張ろう!」雲藤だ。

彼はもちろん運動神経抜群、運動のことならなんでもできる。

彼はいつも 体育では喜んでいる。彼の頭の中を見てみたことがあるが、ずっと運動のことしか考えていなかった。

そして、彼につられて「おー…」と弱弱しく言った。

「それじゃあ準備をするぞ」

と、先生が言うと、全くやる気のなさそうな声がちょこちょこから洩れてきた。

しかし、しっかりとしている人たちからは、元気な声が聞こえてきた。

「はい!」


それではラジオ体操はじめー!


1、2、3、4、5、6、7、8。2、2、3、4、5、6、7、8。

どうやらこれから体育の最初にやると思われるラジオ体操が終わった。

「疲れたー」古見は座ったまま、腕で体を抑えていた。

彼女/彼からは、汗が出ていた。

「お前、マジで運動神経どうなってんの?こんな軽い体操(ラジオ体操)で汗をかくなんて。」

すると、あの人は眉毛がへの字になって、ほっぺたが二酸化炭素と酸素と窒素で膨れた。

「ひどいな。こんなに動けるよ。」と、ぴくぴくと腕を曲げて上下に動かすと、先生に怒られた。

「こらそこ。はしゃいじゃいけないよ。」

すると、そこら辺からくすくすと声が漏れていることが聞こえた。

そこら辺からは、ため息も聞こえてきた。

「それじゃあこの体育館を2周だ。」先生に言われると、1人が小声で叫んだ。

もちろん古見だ。

「えー!?死ぬー。」

ハハハ… 僕は笑うことしかできなかった。

「それじゃあやるぞ!1、2。1、2。1、2…」雲藤は体育ではいつも活躍をしていて、体育の授業の成績はいつもトップクラスの1位だ。

今日も体育で大活躍をしている。彼ははきはきしている。

終わると、古見が倒れた。

「おい、大丈夫か!?」一番最初に動いたのは雲藤だ。

「保健室の先生を連れてくる!」といい、廊下へ猛ダッシュで走り出していった。

「こら!廊下を走るな!」と、先生が注意したが、彼が早すぎて、そういった時にはもう彼はいなかった。

速!?っていうか彼が体育の先生に怒られるのって珍しいな。まあ人間だから人生に1回ぐらいはあるか。っていうか古見は大丈夫か!?

僕はくるりと180度回った。

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