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普通に生きたい僕であった  作者: 上鍵心之輔
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「どうしたら古見が市川さんと友達になってくれるだろうか…」僕はなぜか悩んでいた。

ってか何で悩んでんだ? 今は4時間目、国語の時間だった。

国語に集中しよう。 僕はまだ名前の決めていない超能力を使って、過去の授業を見た。

もちろん時間は止めてある。

フムフム、こういうことを言ってましたか。 僕は授業を聞きながら、頭に入れていた。

終わると、元の授業を始めた。

そこで、ドキッとテレパシーで聞いたことでびっくりした。

横にいる市川さんだ。今めちゃくちゃ考え事をしている。


彼女が考えている事は、

井辺名さんが多分今、光のスピードでうごいたわよね。

普通の人なら絶対にこんな早く動けないはず。

どうしたらあんなに早く動けるの?

やっぱり井辺名さんは本当に他の人と異変が大きいわ。


僕はそのことは忘れようと思って、フォルダーの自分でゴミ箱と名前を付けたフォルダーに入れた。

すると、ふっとそのことを薄く忘れた。

それからは一応勉強に集中できた。

キーンコーンカーンコーン… 4時間目の終わりのチャイムが鳴った。

「ハー!終わったー」古見はあくびをして、イェーイ!と喜んでいた。

「でも体育は面白かったよね。」古見は僕の方を見た。

「まあね。」僕は貝月学校さくらがいしょうがっこうのフォルダーの中の、体育の中の記憶を見た。


時間を戻るが、3時間目、体育の授業。


「僕の名前は佐名木嘉次郎さなきかじろうだ。よろしくな!」先生の声が体育館中に響いた。

声デカー… 僕はハハハ…と心の中で苦笑いすることしかできなかった。

そこへ、もう一人の運動好きな生徒の声が重なった。

「佐名木先生、よろしくお願いします!」

雲藤だ。そこで僕はこう思った。

この2人、チームになったらめっちゃ気が合いそうだな…

それにつられて、他の男子がよろしくお願いします! と、大声を出した。

耳が壊れそう…

「せ、先生。」と1人の男子、新説だ。

「ん?えーっとー...どうした?」

そこで、僕がテレパシーを使ってみると、ぜったーい笑えることを知った。

彼は誰の名前も覚えてないわー...ハー。

「誰も体操服を持っていないんのですけど、それでもいいのですか?」と、聞いた。

そこへ、あるさっきの人物が声を漏らした。

「僕は持ってますけど。」

すると、そこらじゅうの目が光った。

「あんたはいつも体操服でしょう」

その中に僕も入っている。

「ウッ」彼は引いた。

この学校ではどんな格好でもいい。だから、いつも体操服でいても不思議に思われるだけで別に何も言われない。

「それで?今日は何をするんですか?」誰かが聞いた。

「今日は…縄跳びをするぞ!大縄跳びを。」すると、急にみんなの顔が変わった。

「えー!?何で1日目から!?!」

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