『黒プレスマンと白プレスマンと赤プレスマン』
三本のプレスマンがありました。
三本ともお日様をたっぷり浴びて、すくすく育ちました。
え?落ちが見えた?
やめますか?
こちらはやめません。
野菜界の大事な集まりがありまして、
…やりにくいですねぇ。
こほん。
野菜の世界にも、会合とかあるんですよ。
でね、三本のプレスマンは、お風呂に入ることになったんです。
…うるさいなぁ。こっちだって大変なんですよ。文句言わない。お風呂に入ったの、三本で。あるでしょ、そういうこと。
で、三本のプレスマンは、それぞれ違う戦術を立てたわけですよ。
…でね、それでね、…三本ともちょっと性格が違ってね…、一本のプレスマンは、さっさと上がっちゃったんですよ、お風呂。
そりゃ、泥が落ちないんですよ、カラスの行水じゃ。カラスを見ればわかりますよね?カラス、いつもカラスの行水だから、真っ黒じゃないですか。
えーっと、もう一本は、いい感じでお湯に入りまして、実にきれいになりまして…、七難隠す?的な感じになりました。
かの孔子はおっしゃいました。過ぎたるはなほ及ばざるがごとし、と。
もう一本は、さんざっぱらきれいになった上に、毛穴を開かせようと思って、長湯をしました。
気持ちいいですよね、長湯。悪いものが出ていく感じがしますよね、長湯。…悪いものなんか体内にないので、意味がわかりませんけど。
簡単にまとめましょう。
すぐに上がっちゃったプレスマン、ちょうどよかったプレスマン、長湯しちゃったプレスマンに分かれたわけです。
…物語の語り部って、つらいんですね。はあ…。
カラスの行水だったプレスマンが、黒プレスマンです。
ちょうどよかったのが白プレスマンです。
長湯しちゃったのが、赤プレスマンです。
タヌキ汁の具には欠かせません。
教訓:みんな違って、みんないい味。




